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シベリア抑留者の遺骨取り違えの隠ぺい問題に関する質問主意書

参議院 第200回 第46号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2承知していない ×1

提出者
参議院
提出日
2019年10月30日
内閣転送 2019年11月6日
答弁書受領日
2019年11月12日
提出から13日
答弁の項目数
5
質問 1,176字/答弁 749字

質問本文

シベリア抑留者の遺骨を取り違えていた疑いを厚生労働省が隠ぺいしていた問題について、本年九月十八日十七時四十二分に配信されたNHK NEWS WEBの報道を踏まえ、質問する。

一 前記の報道には、「NHKが入手した議事録には厚生労働省の幹部が少なくとも十年前からロシア側に遺骨を返還する必要性を認識していたことが記されています」とある。このNHKの報道は事実であるか。

二 シベリア抑留者の遺骨取り違えの隠ぺい問題を受けて、本年九月下旬に予定されていた日本の遺骨調査団の派遣がロシア側の意向で中止になったことについて、厚生労働省の担当者が、「あの報道さえなければ、いや、せめてもう少し遅ければ、沿海の慰霊事業は復活していたことでしょう。非常に残念であり、無念です。いや、私の「無念」などより、抑留者の遠藤さんの思いは、いかばかりでありましょうか…。遠藤さんには、私の力及ばず、大変申し訳なく思います。どうぞ、よろしくお伝え下さい。以上、沿海地方における調査が中止となりましたこと、御報告申し上げます。関係の皆様には、本メールをそのまま転送していただいて構いません。」と関係団体にメールを送信したことは、事実であるか。

三 前記二のメールの送信が事実であるとするならば、メールを送信した者の官職、氏名を明らかにされたい。

四 政府の会議において、シベリア抑留者の遺骨を取り違えていた疑いについての議論が初めてなされたのは、いつか。

五 前記の報道によると、平成十九年の会議の議事録には、専門家から「(日本人と)違うのだから返すことになるんですよね」、「日本が外国人の遺骨を持ってきてしまっているのではないかということになると、そのままこちらで処理していいものとは思えない」などと指摘されたのに対し、厚生労働省の幹部が「恐ろしいんですよね」、「うれしくない発見です」、「これだけずらっとあるとギョッとする」、「最終的に残った遺骨をどうするのかの議論だがうちとしても正直ちょっと考えなくてはいけない」、「正直、すみませんというので向こうに持ち帰るというのはなかなか」などと説明した旨が記載されていたとされる。

また、平成二十一年及び平成二十九年の会議の議事録には、厚生労働省の幹部がロシア側への遺骨の返還の必要性について言及した旨の記載が見られ、さらに、本年六月の会議の議事録にも、専門家が「現場から日本人ではないものを持ってきていることをみんな分かっているのに、これはやはりお返ししないといけないのではないかと。私はずっと考えてきたことなのでその点を考えてほしい」などと指摘した旨が記載されていたとされる。

厚生労働省の関係者は十年以上前からシベリア抑留者の遺骨を取り違えていた疑いを認識しておきながら、なぜ、放置していたのか明らかにされたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の「NHKが入手した議事録」について承知していないため、お尋ねについてお答えすることは困難である。なお、厚生労働省の「戦没者遺骨のDNA鑑定人会議」(以下「鑑定人会議」という。)において日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘されてから現在までの担当部署の認識及び対応については、現在、同省の「戦没者遺骨収集推進法に基づく指定法人への指導監督等に関する有識者会議」の下に設置された「日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘された後の対応に関する調査チーム」(以下「調査チーム」という。)において事実関係の調査及び評価が行われているところである。

二について

御指摘の「厚生労働省の担当者」が御指摘の内容のメールを一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会に送信したことは事実である。

三について

お尋ねの職員の官職及び氏名を明らかにすることは、業務に支障を及ぼすおそれがあることから、お答えを差し控えたい。

四について

お尋ねの「政府の会議」及び「シベリア抑留者の遺骨を取り違えていた疑いについての議論」の意味するところが必ずしも明らかではないが、令和元年九月十九日に厚生労働省が公表した「これまでの「戦没者遺骨のDNA鑑定人会議」において日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘された埋葬地について」において、日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘された時期が最も早い事例は、平成十七年五月に指摘された事例である。

五について

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、鑑定人会議において日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘されてから現在までの担当部署の認識及び対応については、一についてで述べたとおり、現在、調査チームにおいて事実関係の調査及び評価が行われているところである。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2承知していない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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