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教材『思春期のためのラブ&ボディBOOK』の配布計画とその後の指導に関する質問主意書

衆議院 第154回 第96号検討してまいりたい ×2

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2002年6月5日
内閣転送 2002年6月10日
答弁書受領日
2002年8月7日
提出から63日
答弁の項目数
4
質問 731字/答弁 1,011字

質問本文

財団法人母子衛生研究会が作成した教材『思春期のためのラブ&ボディBOOK』が中学生を対象に無償配布されようとしている。

この教材は厚生労働省の検討委員会の報告書の提言をもとに作成されたといっているが、その検討委員会の報告書には「望まない妊娠を避けること、そのための具体的な避妊方法(コンドームの他、ピルや女性用コンドームなど女性の主体的な避妊方法)を解説し、女性が自らの体と心を守る観点から主体的に避妊する必要があることを指摘し、また、人工妊娠中絶の法規制の現状や、その心身に与える影響などを解説すること。」となっている。

しかし、この教材にはピルに関しての長所だけを記述し、悪影響を及ぼす記述はされていない。WHOでは発ガン性の十分な証拠があるとされ、乳ガン、血栓塞栓症、不妊、出生時障害、あるいは死亡者まで出ていること、特にコンシューマーズガイドなどでは若い女性への悪影響が多いという報告がなされている。ピルは環境ホルモンというイギリス政府報告もあり、思春期の成長期にピルを飲むと自分の健康をコントロールできなくなるという見解もある。またピルにより中学生の娘を亡くした親が親にも知る権利があると訴えている事例もある。

以上のことをふまえて次の事項について質問する。

一 この教材をこのまま生徒に配布するのか、それともピルの副作用を記述し修正して配布するのか。

二 この教材を使いどのように具体的な指導をしていこうとしているのか。今後の計画はどのようになっているか。

三 保護者、生徒、教師、医師などの連携はどのようにとっていくのか。

四 ピルの使用について特に中・高校生対象についての今後の実態調査とフォローアップ計画はどのようにしていくのか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の「思春期のためのラブ&ボディBOOK」(以下「本冊子」という。)は、旧厚生省に設置された「女性健康手帳(仮称)検討委員会」が平成十二年八月に取りまとめた報告書である「思春期の性と健康に関するハンドブックの作成について」を参考として、財団法人母子衛生研究会(以下「財団」という。)により作成され、配布されたものと承知している。

本冊子における経口避妊薬(以下「ピル」という。)に関する記述は、ピルを使用する際には医師への相談が必要であること等を明記していることにかんがみれば、必ずしも誤ってはいないと考えているが、ピルには悪心、嘔吐、頭痛、血栓症等の副作用が生ずることがあることを踏まえ、財団に対し、ピルの副作用に関する情報提供、本冊子の記述の見直し等を行うよう助言したところである。

二について

近年、性に関する情報が氾濫するなど、児童生徒を取り巻く社会環境は大きく変化しており、学校教育において、児童生徒がこれらの情報等に惑わされず、自ら考え、意志決定し、望ましい行動をとることができるよう指導することは、極めて重要であると考えている。

性教育においては、このような目標を実現するため、保健体育科を中心に学校教育全体を通じて、児童生徒の発達段階に応じた指導を行うことが必要であるが、その際の本冊子の使用については、各学校が生徒の実態と教育上の必要性を勘案し、適切に判断すべきものと考えている。

三について

性教育については、学校及び家庭がそれぞれ適切な役割を果たすことが重要であり、また、学校において性教育を効果的に行うためには、日頃から家庭、関係行政機関、関係団体等と連携を図り、その協力を得ることが必要である。

文部科学省及び厚生労働省においては、学校及び家庭における性教育が円滑に行われるよう、各地域で、教員、保護者、保健所等の関係行政機関、医師等が情報交換、資機材の提供等を通じて密接な連携を図るよう、指導及び助言を行っているところである。

四について

厚生労働科学研究においては、本年度から、望まない妊娠の防止等に関する調査研究を行い、その中で、思春期を含む幅広い年齢層の性意識、性行動、避妊法の選択等に関する実態調査を行うことを検討しているところである。

思春期におけるピルの使用を含む思春期の性の問題に対する対応の在り方については、この調査研究の結果等も踏まえて更に検討してまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

検討してまいりたい ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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