PDFMathTranslate
英語のPDFを、レイアウト・数式・図表を保ったまま日本語にするオープンソース。翻訳エンジンを自社サーバーのローカルLLMや完全オフラインに切り替えられるので、文書を社外に出さずに翻訳できます。
PDFMathTranslateとは
PDFMathTranslate(コマンド名 pdf2zh・AGPL-3.0・GitHubスター約36,700)は、PDFのレイアウトを解析して本文だけを翻訳エンジンに渡し、元の位置に訳文を流し込む道具です。数式・図表・箇条書き・節番号・式番号・引用番号を保ったまま、日本語版と対訳版の2つのPDFを出します。翻訳エンジンはDeepLやOpenAIのほか、自社サーバーのローカルLLM(Ollama)や完全オフライン(Argos Translate)を選べるため、未公開の仕様書や契約書を社外に出さずに翻訳できます。当社の実測(2026年9月)では、英語の学術論文15ページ(2.2MB・数式と表つき)を自社GPUのローカルLLMで179秒(11秒/ページ)・追加費用0円で日本語化し、数式と引用番号がすべて保たれることを確認しました。導入時の注意点として、依存パッケージの破壊的更新でそのままでは起動しないこと、思考型モデルでは設定ひとつで5.8倍(81秒→14秒/ページ)変わることを実測しています。
要点: 英語のPDFを、レイアウト・数式・図表を保ったまま日本語にするオープンソース。翻訳エンジンを自社サーバーのローカルLLMや完全オフラインに切り替えられるので、文書を社外に出さずに翻訳できます。
主な用途
- 英語の技術資料・仕様書を社外に出さずに日本語化
- 海外の論文をレイアウトごと日本語で読む
- 海外メーカーのマニュアルの社内展開
PDFMathTranslateを自分で入れるなら(導入キット)
当社が実際に立てて詰まった箇所まで含めた手順書・設計テンプレート・docker構成・バックアップスクリプトの一式です。開発を依頼せず自社で立てたい場合の早道です。税込5,500円(買い切り)。
PDFMathTranslateをバイブコーディングでカスタマイズ
完成済みのPDFMathTranslateを土台に、AIエージェントと対話しながら、自社業務に必要な部分を変更できます。ライセンスと技術構成を確認し、日本語表現、ブランド、画面、項目、権限、通知、外部連携などから優先度の高い範囲を実装します。カスタマイズ後は対象サーバーへ導入し、実際に使える状態まで確認します。
PDFMathTranslateのカスタマイズを相談PDFMathTranslateの日本語対応(実測)
PDFMathTranslateの日本語対応は当社が実際に立てて確かめました。日本語ファイルなし(UIは英語・中国語。翻訳先として日本語に対応)
GitHubの公開ファイル一覧から、日本語ロケールに当たるファイルを数えた結果です。配布用にまとめたビルド成果物は除いています。調査日時点の内容で、翻訳の網羅率や品質までは示しません。
PDFMathTranslateの基本情報
| ライセンス | AGPL-3.0 |
|---|---|
| 主な言語 | Python |
| GitHubスター | 36,687(ナレッジ・AIカテゴリ 145件中 9位) |
| 初回公開 | 2024年9月 |
| 最終更新 | 2026年9月 |
| 日本語ロケール | 日本語ファイルなし(UIは英語・中国語。翻訳先として日本語に対応) |
PDFMathTranslate導入・カスタマイズのよくある質問
PDFの翻訳でレイアウトは崩れませんか?
崩れません。当社が英語の学術論文15ページで確認した範囲では、数式(LaTeX組版のまま)・式番号・節番号・図表の位置・引用番号・箇条書きの階層がすべて保たれました。崩れやすいのは、1文字ずつ縦に配置された領域と2段組の段またぎの文です。
翻訳する文書が社外に出ませんか?
翻訳エンジンの選び方で決まります。自社サーバーのローカルLLM(Ollama)か完全オフライン(Argos Translate)を選べば、文書は社外に出ません。既定はGoogle翻訳なので、社内文書を扱うときは必ず指定を変えてください。
どのくらいの速さ・費用ですか?
当社の実測では、15ページの英語論文を自社GPUのローカルLLMで179秒(11秒/ページ)・追加費用0円で日本語化しました。クラウドAPIを使う場合は本文の文字数で課金されます。
スキャンしたPDFも翻訳できますか?
できません。文字が入っているPDFが対象です。画像だけのPDFは、先にOCRで文字層を付ける必要があります。pdftotextで文字が取れるかで判別できます。
PDFMathTranslateをバイブコーディングでカスタマイズできますか?
可能です。PDFMathTranslateのライセンスと技術構成を確認した上で、標準機能を活かしながら、日本語表現、画面、項目、権限、通知、外部連携などを業務に合わせて変更します。
PDFMathTranslateの導入とカスタマイズをまとめて依頼できますか?
可能です。要件と導入先を確認し、カスタマイズ、サーバー設置、稼働確認まで一つの流れで対応します。
ナレッジ・AIの他のOSSと比べる
同じカテゴリから、スター数・ライセンス・日本語対応を並べました。
| OSS | スター | ライセンス | 日本語ロケール |
|---|---|---|---|
| PDFMathTranslate(このページ) | 36,687 | AGPL-3.0 | 日本語ファイルなし(UIは英語・中国語。翻訳先として日本語に対応) |
| Kurage Architect | - | MIT | 日本語対話と日本語設計書に対応。 |
| Kurage Memo | 0 | MIT | 日本語で開発・提供。 |
| OpenKB | - | Apache-2.0 | 日本語文書を処理可能。管理・CLIは英語中心。 |
| Fess | 1,128 | Apache-2.0 | 日本語UI・日本語ドキュメントを本家が提供(日本発) |
