GMO記者会見への反応まとめ
この問題の本質は、企業が「自ら作れないから外部のシステムやサービスを借りる」という構造を選んだ際に発生する責任の所在と、その技術的負債のリスクです。中小企業や個人にとって、SaaSやパッケージ製品を導入するのは便利なことですが、裏側にある脆弱性やシステムの制約を把握せずに「借りているだけ」の状態になると、今回のような経営判断のミスが致命的な被害として跳ね返ってきます。システムを中身まで理解せずに外部依存する構造は、結局のところ見えない固定費とリスクを積み上げていることに他なりません。
私は1995年から業務システム開発に携わってきました。現場での基幹システム開発やパッケージの開発販売を通じて見てきたのは、システムが「作れないから借りる」ものになった時ほど、ベンダー側の都合や技術的制約が事業の意思決定を縛ってしまうという現実です。私はだからこそ、AI技術を活用して一人でも作れる時代において、できるだけ買い切りやソース同梱、自分のサーバーで動くものを重視しています。自社で制御可能な範囲を広げることは、単なるコスト削減ではなく、予期せぬ脆弱性や仕様変更に振り回されないための防衛策です。
今回のGMOの事例では、専門家組織から2年前にも指摘がありながら対策が遅れたという話が出ています。「サービスを止められないから修正できなかった」という経営判断は、まさに技術的な制約と事業継続性のジレンマですが、それは顧客に対する責任放棄でもあります。システムの構造を把握し、リスクを局所化する設計を講じることができなければ、外部依存のコストはいつか取り返しのつかない代償として請求されます。作れるなら作る、あるいは徹底的に制御下におく。この姿勢が、不透明な固定費とリスクから身を守るための基本です。
この記事は、次の動画をつくったときに考えたことです。
動画: https://kurage.exbridge.jp/kuragev.php?id=8b42681628644b18
出典: https://news.yahoo.co.jp/articles/049e699736a01bf433bb32f73232cd49fce2731e/comments
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