政治の「真実」を見抜くための発言ログ解析術
この話は、あなたが情報の真偽を確かめるために費やしている「調査コスト」という見えない固定費をどう削減するかに関わります。SNSで流れてくる断片的な情報に対し、「あの議員は実際なんて言ったの?」と裏取りをする作業は非常に手間がかかります。既存の検索システムでは数千件の結果が並ぶだけで、特定のテーマに対する発言に辿り着くのは困難です。私はこの「作れないから探す手間を払っている」という構造的な無駄を、システム開発とデータ整理によって解決しようと考えています。
私は1995年から業務システムを作り続けてきました。現場の基幹システムからパッケージ販売まで経験する中で、中小企業や個人が「作れないから借りている」サブスクリプションや高額なシステムに払い続ける現状をずっと見てきました。だからこそ、私はAIで一人でも作れるようになった今、あえて月額費用のかからない買い切り型のツールをstndardにしています。今回作った愛知の国会議員45人分の発言ログ解析ツールも、LLMを使わずにPHPとSQLiteだけで動くように設計しました。API費用や常駐サーバーを必要とせず、自分のサーバーで完結する仕組みを提供することが私のスタンスです。
このツールを作った過程では、データの「質」と「解釈の罠」に対する向き合い方が重要でした。ある議員の発言601件のうち、実際には5件しか議員としての質疑ではなく、残りの多くは委員長としての議事進行だったという事実を突き止めたからです。単に件数を並べるだけなら簡単ですが、それでは人を誤解させる道具になってしまいます。私は「間違えたときに誰が傷つくか」という設計思想に基づき、要約や論評をあえて排除し、一次情報と正確な分類(質疑・答弁・議事整理)を提示することに徹しました。
技術的には、公職選挙法の改正案などの議案や省庁の報道発表をテーマごとに機械的に束ねる仕組みを導入しています。これにより、ニュースから国会での具体的な扱われ方へ、恣意性を排した形で辿り着けるようにしました。私はAIを魔法のように使うのではなく、データの構造を正しく整理し、ユーザーが自分の意志で判断するための「道具」として提供することを重視しています。ソースコードや設置手順まで同梱して買い切りで提供するのは、ユーザーが自分の環境で自由に、かつ正確に情報を扱える自由を確保するためです。
この記事は、次の動画をつくったときに考えたことです。
動画: https://kurage.exbridge.jp/kuragev.php?id=3093d7b6a65244dd
コメント
最初のコメントを投稿できます。