国民の声を集める新常識:広聴本部のブロードリスニング戦略
「声を聴くためのシステム」や「世論調査の仕組み」を導入する際、多くの企業がSaaSの月額費用や高額な保守運用費といった固定費に苦しんでいます。しかし、これらは多くの場合「自社で作れないから外側に借りている」だけのコストです。私が取り組んでいるのは、こうした無駄な固定費を削り、AIとシステム技術を駆使して「自分たちでコントロール可能な仕組み」を構築することです。今回のブロードリスニングの戦略は、単なる広報手法の話ではなく、いかに低コストかつ効率的に情報を自動収集し、必要なデータだけを抽出するシステムの設計思想そのものです。
私は1995年から業務システム開発に携わり、パッケージ販売やオフショア開発の経営も経験してきました。その中で痛感したのは、現場に必要なのは「高機能な借り物」ではなく、「目的を達成するための確かな仕組み」だということです。だからこそ私は、サブスクリプションで払い続けるのではなく、買い切りやソース同梱、自分のサーバーで動くものを作ることにこだわっています。今回の広聴AIも、ローカルLLM(ELYZA-JP-8Bやgemma4)で動かすことで、外部への依存を減らしつつ高度な処理を実現しています。
ブロードリスニングの本質は、こちらから呼び込むのではなく「すでに声が出ている場所へ拾いに行く」という自動化の設計にあります。例えば、私は国会会議録検索システムのAPIを利用し、特定のテーマを含む発言を毎日自動で集める仕組みを構築しました。
・集める:APIからテーマを含む発言を毎日収集する。
・分ける:議員の会派や政府の答弁、年ごとに分類する。
・深く聞く:割れている論点だけをAIインタビュー等で深掘りする。
このように公開データだけで動く仕組みを構築すれば、高額なシステムを維持しなくても、必要な情報を正確に捉えることが可能になります。
この「拾いに行く」自動化の思想は、中小企業の業務効率化にもそのまま応用できます。特定の場所から人間が手動で情報を集めるのではなく、システムのAPIやスクレイピングを活用してデータを自動収集し、AIで整理する。この構造を徹底することで、人件費やシステム維持費といった固定費を最小限に抑えつつ、意思決定に必要な精度を確保できるのです。私はこれからも、技術を「借りる」ことによるコスト増を断ち切り、現場の課題を解決するための実用的な仕組み作りを推進していきます。
この記事は、次の動画をつくったときに考えたことです。
動画: https://kurage.exbridge.jp/kuragev.php?id=e4b5eb91d650424a
出典: https://exbridge.jp/vibeblog/2026-10-07-team-mirai-kouchou-honbu-koe.html
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