営業の「次の一手」をAIで自動化する新常識
中小企業や個人が抱える最大の課題の一つは、自社でシステムを構築できないために「作れないから借りている」だけのSaaSやサブスクリプションによる固定費です。私は、これらの月額費用を削減しつつ、現場の営業効率を最大化するために、AIとシステム開発技術を組み合わせて解決策を提供しています。今回私が開発した「Kurage Deal Desk」は、特定のクラウドCRMに依存せず、自社サーバーで動くオンプレミス型の案件管理・商談管理ツールです。顧客のメールアドレスをキーにすることで既存のCRMとも連携可能であり、データが外部サーバーに置かれるリスクや継続的な月額費用を抑えながら、AIによる「次の一手」の提案や記録の自動化を実現します。
私は1995年から業務システムを作ってきました。現場での基幹システム開発からパッケージの開発販売、中国オフショア開発の会社経営を経て、現在はAI事業を展開しています。これまでの経験から、現場で本当に必要なのは「高機能な汎用ツール」ではなく、「自分のルールで動く、所有可能な仕組み」だと確信しています。そのため、あえてCRM(顧客台帳)を持たず、メールアドレスを識別子にする設計にしました。これにより、Salesforceやkintoneなど既存のシステムとCSVやAPIでつなぐことができ、二重管理を防ぎながらAI相談・記録・かんばんというコア機能に集中できる構造になっています。
このシステムの肝は、AIにすべてを任せるのではなく、「人間が承認する」プロセスを徹底している点です。AIは商談内容と社内ナレッジを照らし合わせて提案の案(下書き)を出しますが、担当者が「承認」を押すまでは台帳やステージは更新されません。また、金額の自動生成も行いません。これは、AIが勝手に事実と異なる情報を確定させてしまうのを防ぐためです。PHP 8とSQLiteだけで動作し、レンタルサーバーに置ける買い切り型の設計は、まさに「作れるなら借りなくていい」という私の信念を具現化したものです。月額費用を削り、自社のデータと知見を自社でコントロールする環境を整えることこそが、今の時代に必要な戦略だと考えています。
この記事は、次の動画をつくったときに考えたことです。
動画: https://kurage.exbridge.jp/kuragev.php?id=4de126e2593b4b36
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