Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 衆議院 第193回

地方公務員法の欠格条項に関する質問主意書

衆議院 第193回 第90号

提出者
民進党・無所属クラブ
提出日
2017年2月23日
内閣転送 2017年2月27日
答弁書受領日
2017年3月3日
提出から8日
答弁の項目数
2
質問 629字/答弁 752字

質問本文

二〇一三年に、成年後見制度における被後見人が選挙で投票できるように公職選挙法が改正された。また、二〇一六年には、成年後見制度利用促進法が成立して、成年後見制度を活用した認知症患者などの権利擁護の推進が期待されるにもかかわらず、地方公務員法第十六条では、自治体が条例を定めない限り、成年後見制度の被後見人と被保佐人は、公務員になれない。あるいは現職公務員が被後見人や被保佐人になった場合には失職するという欠格条項が残っている。他方、兵庫県明石市においては成年後見制度を利用する障がい者にも採用の道を開くため、二〇一六年に「明石市職員の平等な任用機会を確保し障害者の自立と社会参加を促進する条例」を制定し、被後見人や被保佐人であっても明石市の全職種の市職員採用試験の受験を可能とし、現職職員が被後見人になった場合でも失職しないと規定した。

このような明石市の取り組みは高く評価されるべきと考えることに加えて、障がい者に対する差別の解消や障がい者の雇用促進の観点から明石市の取り組みが全国的に拡大することを期待しつつ、以下質問する。

一 政府として、明石市の条例をどのように評価するか。政府の見解を示されたい。

二 障がい者差別解消、障がい者の雇用促進、本人を支援するための成年後見制度の本来の趣旨などから、地方公務員法第十六条のうち「成年被後見人又は被保佐人」の条項を撤廃する地方公務員法の改正を行うべきではないかと考える。政府の見解を示されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

成年被後見人については、民法(明治二十九年法律第八十九号)第七条において、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者とされており、同法第九条の規定により、日用品の購入その他日常生活に関する行為を除き、成年被後見人の法律行為は、取り消すことができることとされている。また、被保佐人については、同法第十一条において、精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者とされており、同法第十三条第四項の規定により、保佐人の同意を得なければならない行為であって、その同意又はこれに代わる許可を得ないでしたものは、取り消すことができることとされている。

他方、地方公務員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務するものであり、一定の状況にある者については、職員たる資格を認めないことが地方公共団体の行政の民主的かつ能率的な運営の観点から合理的であると考えられることから、地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)第十六条の規定により成年被後見人及び被保佐人を含む一定の者について欠格条項が定められ、また、同法第二十八条第四項の規定により職員が欠格条項に該当するに至った場合の失職が定められている。

各地方公共団体において、同法第十六条又は第二十八条第四項の規定に基づく条例を定めるに当たっては、欠格条項の趣旨等を踏まえて検討すべきものと考えているが、政府として、個々の地方公共団体の条例に対する評価について見解を述べることは差し控えたい。

二について

成年被後見人又は被保佐人に係る地方公務員法第十六条第一号の規定の見直しについては、公務員法制における欠格条項の趣旨、欠格条項の適用を除外する場合を定めることができる旨の規定等を踏まえつつ、慎重に検討すべきものと考えている。

衆議院の原文

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2017年3月8日 中根 康浩(民進党・無所属クラブ) 答弁 2017年3月17日
衆議院 第193回 第113号お答えすることは困難 ×1
提出 2016年4月4日 初鹿 明博(民進党・無所属クラブ) 答弁 2016年4月12日
衆議院 第190回 第234号
提出 2023年12月12日 浜田 聡 答弁 2023年12月22日
提出 2020年9月16日 浜田 聡 答弁 2020年10月2日
参議院 第202回 第8号
提出 2022年12月6日 浜田 聡 答弁 2022年12月16日
参議院 第210回 第54号

件名の語が重なる質問主意書

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる