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中国への渡航危険情報の見直しに関する質問主意書
衆議院 第219回 第157号
質問本文
本職は、従前より、外務省海外安全ホームページに掲載されている中華人民共和国(中国)の危険情報に関し、現下の実情に鑑み、中国全域を「危険レベル一」以上とするよう、衆議院外務委員会における質疑及び質問主意書を通じて政府に求めてきたところである。
本年十一月七日以降、中国政府は、我が国に対する敵意を扇動するかのような発言を継続し、これにより中国在留邦人の生命又は身体に対する脅威は一層高まっているものと認識する。外務省は、本年十二月五日付けで、「過去の日中間の歴史にかかわる日においては、反日感情が高まりやすく、また、最近の日中関係を巡る当地での報道等を踏まえ、特に注意する必要があります。」「周囲の状況に注意を払い、大勢の人が集まる広場や多くの日本人が利用すると思われやすい場所は可能な限り避ける。また、一見して日本人と推測される服装をしたり、そうした物を携帯したりすることを避ける。」との注意喚起を行った。日本人であることが知られるだけで危険に晒される可能性がある状況に対し、本職は深甚なる憂慮を抱くものである。
再び邦人が死傷する事態に至ってからでは遅きに失する。よって、政府は、外務省海外安全ホームページに掲載する危険情報を見直し、中国全域について「危険レベル一」以上に引き上げるとともに、過去の日中間の歴史にかかわる日の前後においては不要不急の渡航を中止するよう国民に呼びかけるべきと考えるが、見解如何。
右質問する。
政府答弁書
御指摘の「外務省海外安全ホームページ」に掲載している危険情報は、渡航・滞在するに当たって特に注意が必要と考えられる国・地域に関して、日本国民の生命又は身体に対する脅威を考慮しつつ、中長期的な観点から、当該国・地域の治安情勢を始めとする政治情勢、社会情勢等を総合的に判断した上で掲載しているものである。
その上で、御指摘の「中国全域」については、御指摘の「危険レベル一」と掲載している中国国内の一部地域におけるような不安定な状況になっていないこと等を踏まえ、総合的に判断した結果、現時点において、お尋ねのように「「危険レベル一」以上に引き上げ」ていないが、いずれにせよ、海外に渡航・滞在する日本国民の保護は政府の最も重要な責務の一つであり、今後とも、御指摘の「過去の日中間の歴史にかかわる日の前後」を含む適時適切な情報発信、海外安全情報の発出を含む注意喚起等を通じ、海外に渡航・滞在する日本国民の安全確保に努めてまいりたい。