オフィスソフトに月額を払わない方法
——無料でOfficeの代わりになる3つと、その先の話
株式会社エクスブリッジ(名古屋) / 2026年8月時点の公開情報の確認に基づいています
Microsoft 365 Personalは年21,300円。2025年2月にCopilot(AI機能)が追加された際、それまでの14,900円から値上げされました(Copilot無しの「Classic」プラン14,900円も残っています——公式にはあまり目立たない場所に)。5年使えば10万円を超えます。
先に結論を書きます。家庭の用途と、中小企業のかなりの業務は、無料で足ります。ただし無料で困るケースもはっきりしているので、両方を正直に書きます。
無料でOfficeの代わりになる3つ
| LibreOffice | Googleスプレッドシート等 | Web版Office(公式) | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 完全無料(オープンソース) | 無料(Googleアカウント) | 無料(Microsoftアカウント) |
| 形態 | インストール型・オフライン可 | ブラウザ | ブラウザ |
| Excel/Wordファイル | 読み書き対応(複雑なものはズレることあり) | 読み書き対応(同上) | 本家なので互換性は最良 |
| 共同編集 | × | ◎(同時編集が得意) | ○ |
| マクロ(VBA) | ×(互換Basicはあるが別物) | ×(GASという別の仕組み) | ×(Web版では動かない) |
| 向いている人 | オフラインでファイルを扱う人 | 複数人・スマホでも見る人 | 閲覧と軽い編集が中心の人 |
意外に知られていないのが3つ目です。Microsoft公式のWeb版Word・Excel・PowerPointは、アカウントを作れば無料で使えます。機能は限定されますが、本家の互換性で閲覧・軽い編集ができる。「もらったファイルを開いて少し直す」だけなら、これで月額ゼロです。
正直に書く——無料で困る3つのケース
- VBAマクロの資産がある。無料勢ではそのまま動きません。作り直しか、有料版の継続かの二択です
- 取引先と複雑なレイアウトのファイルを完全互換でやり取りする。請求書・仕様書など「ズレたら事故」の書類は、本家(Web版含む)が安全です
- Accessでデータベース業務をしている。LibreOffice Baseはありますが別物と考えたほうがよく、これは後述の「業務アプリ化」の出番です
逆に、この3つに当てはまらないのに年21,300円を払い続けているなら、まずCopilot無しのClassic(14,900円)に切り替えるか、無料への移行を試す価値があります。
本丸の話——「エクセルを無料にする」より「エクセル業務を卒業する」
ここからが、比較記事にはあまり書かれていない話です。
中小企業の「オフィスソフト代」の裏には、たいていエクセルで回している業務があります。日報、点検記録、顧客名簿、経費精算。そして、その本当の問題は料金ではありません。
- 権限が作れない——共有フォルダのエクセルは、見せたくない人にも全部見える
- 同時更新で壊れる——「誰か開いてます」問題
- 集計が属人化する——作った人しか触れない関数とマクロ
これは無料の互換ソフトに移しても、Googleスプレッドシートに移しても、本質的には残ります。当社が勧めているのは、「業務」の部分は買い切りの業務アプリに移すことです。ログインと権限のある入れ物に業務を入れれば、オフィスソフトは「文書を書く道具」に戻り、無料版で十分になります。
特にGoogleの無料ツールに寄せる方針なら、Googleアカウントでそのままログインできる買い切りグループウェア(55,000円税込)と相性が良い構成です。日報や点検記録は定義ファイル1枚をAIに書かせて追加できます。
3つの入口
① 無料で始める
LibreOffice・Googleの無料ツール・Web版Officeは、今日からゼロ円で試せます。どれが合うかは用途次第なので、上の表で選んでください。
② 業務ごと作り替える(110,000円税込〜)
「このエクセル管理を何とかしたい」「マクロが属人化して怖い」——バイブプロトタイピングなら最短1営業日で動くデモをお出しし、触ってから発注を判断できます。詳しく見る
③ まず無料で相談する
名古屋AI経営勉強会(LINEオープンチャット・匿名OK)か、Kurage.AIチャット(24時間)へどうぞ。
よくある質問
- Microsoft 365の料金はいくらですか?
- Personalは年21,300円(月2,130円)です。2025年2月のCopilot追加時に14,900円から値上げされました。Copilot無しの「Classic」14,900円も選べます(2026年8月時点の公開情報)。
- 無料のオフィスソフトは商用利用できますか?
- LibreOfficeはオープンソースで商用利用も無料です。Googleの無料ツールは個人アカウント向けのため、本格的な業務利用は有料のGoogle Workspaceが推奨されています。会社での利用形態は各サービスの規約をご確認ください。
- 買い切り版のOfficeはもう無いのですか?
- あります。Office 2024などの買い切り版(永続ライセンス)が販売されています。月額を払いたくないが本家が必要、という場合の選択肢です。価格は公式ストアでご確認ください。
- エクセルのマクロ(VBA)は無料ソフトで動きますか?
- 基本的に動きません。LibreOfficeには互換Basicがありますが完全互換ではなく、GoogleはGASという別の仕組みです。マクロ資産がある場合は、有料版継続か、業務アプリへの作り替えをおすすめします。
- 会社のPC全部を無料ソフトにしても大丈夫ですか?
- 「文書作成・表計算」だけなら可能な会社は多いです。ただし移行の本当の壁はソフトではなく、エクセルに乗っている業務(権限・共有・集計)の方です。業務部分を先に整理してからの移行をおすすめします。
※本ページの記載は2026年8月時点で当社が公開情報から確認した内容です。Microsoft・Office・Excel・CopilotはMicrosoft社、GoogleスプレッドシートはGoogle社、LibreOfficeはThe Document Foundationの商標・製品であり、当社と各社に資本・提携関係はありません。料金・仕様は変わる可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
