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神社山林の開放に関する質問主意書

参議院 第1回 第31号

提出者
参議院
提出日
1947年8月12日
内閣転送 1947年8月14日
答弁書受領日
1947年8月19日
提出から7日
答弁の項目数
0
質問 274字/答弁 562字

質問本文

樹齢二百年三百年にも及ぶ巨木の山林は大体において神社の山林である、これらの山林は全国に数万ケ所に及び、その巨木のため、農地は山影になりこのための主食物の減収石数は年々数万石にも及ぶのである、これら山林は海外同胞引揚者並に罹災者の家なき人々に建築用として払下げる政治こそ神も喜ぶ政治と信ずるが、政府はこの一石二鳥の政策を即時断行する意志ありや所見を問ふ。

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参議院の原文・経過

政府答弁書

我が国の神社には、樹齢二百年、三百年というような巨木があり、その量も全国的に集計すれば相当量によることは御説の通りである。

もしこれ等巨木のために農地に日蔭を生じ農産物の収量に大いに影響するような個所があれば、政府としては地方庁と連絡の上個々的に実情調査の上伐採その他の手段を考慮したいと思う。神社の巨木に限らず一般的に森林の日蔭による農作物の減収ということは、昔から問題となつてきたものであり、これに対しては農林業の綜合的見地から善処したい考えをもつている。

又神社の巨木は、その神社の尊厳を示すものであり特に我国の神社は、その境内林の美しさの故に風致地区となり、一般客はもとより外人客の清遊の場所ともなることを考え合わせれば将来の観光計画の上からも、なるたけこれを存置しておくことが賢明な策ではないかと思う。もちろん、存置の必要もなく、しかも用材として利用することが適当であるものについては、伐採等適当な処理を考えたいと思う。

海外引揚者並びに罹災者等家なき人々に対しては戦災復興院の全体的計画のもとに復興住宅の建設につとめているのであつて、これがため必要な木材は、計画料だけは確実に供給するよう準備を整えているわけであり、その供給源は神社の巨木に限らず国家的見地から伐採の対象となるものすべてについて考慮する考である。

参議院の原文

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