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中小企業等に対する特許関係料金の減免措置等に関する質問主意書

参議院 第156回 第43号お答えすることは困難 ×1検討してまいりたい ×2

提出者
参議院
提出日
2003年7月22日
内閣転送 2003年7月23日
答弁書受領日
2003年8月29日
提出から38日
答弁の項目数
5
質問 1,265字/答弁 745字

質問本文

特許法等の一部を改正する法律に対する附帯決議(平成十五年五月十五日参議院経済産業委員会)の二において、「我が国産業の基盤である中小企業者やベンチャー企業を支援する観点から、海外の減免措置制度の状況なども勘案し、個人を含めた中小企業に対する特許関係料金の使いやすい減免措置等、支援体制の強化及び支援措置の周知徹底に努めること。」とされている。しかるに最近の特許庁の見解によれば、新たな中小企業、ベンチャー支援対策は、出願前における先行技術調査を全件無料で特許庁が行うことであるとしている。しかし特許庁は全国に一か所しかなく、全国に散らばる出願希望者の先行技術調査を適確に行うことは事実上不可能である。適確な先行技術調査を行い、適確な出願へと導くためにはその前提として出願希望者に対する綿密なヒアリングが不可欠である。

そこで、以下質問をする。

一 前記先行技術調査を特許庁が行うことは事実上不可能である。これを全国にある社団法人発明協会を通して行おうとしているとのことであるがこれは本当か、見解を示されたい。

二 先行技術調査を社団法人発明協会が行うとしても発明協会にもそのような人員は現在のところ不在であるが、この人員は現在特許庁からの依頼により、審査請求後に先行技術調査を行っている財団法人工業所有権協力センター(IPCC)のケースと同様に大企業からの出向社員で賄う予定か、見解を示されたい。

三 大企業からの出向社員で調査員を賄うのであれば、こういったやり方は特許庁の天下りポストを増やすためのものであると同時に、中小企業、ベンチャー支援と言いながら、直接的には大企業へお金が回る大企業支援となってしまうと考えられるが、見解を示されたい。

四 社団法人発明協会が出願前の先行技術調査を全件無料で行った場合に特許庁が負担する予算を示されたい。

五 出願前の先行技術調査結果は、現在出願明細書中にも記載しなければならず、出願前の先行技術調査は現在のところすべての特許事務所で行っているが、これを特許庁が中小企業に関するものは全件無料で行うことは、民業圧迫の最たるものであり、特許事務所における一連の適切な出願作業に深刻な影響を及ぼすと考えられるが、このことについて見解を示されたい。

六 個人を含めた中小企業に対する特許関係料金の使いやすい減免措置は、平成十五年五月二十一日に平沼経済産業大臣へ提出された署名活動書にもあるように、米国におけるスモールエンティティー制度とほぼ同様のものを採用すればいとも容易に実現され得ると考えられる。前記先行技術調査を無料で実施する予算もありながら、なぜ多くの中小企業が希望する減免措置は実施されないのか、その見解を示されたい。

七 個人を含めた中小企業に対する特許関係料金の減免措置は現在もあり、前記の附帯決議にも盛り込まれたにもかかわらず、使いやすいものとするためにその枠を広げる(法人税非課税制限撤廃、設立経過年度制限撤廃)だけのことがなぜできないのか、その見解を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

特許庁においては、中小企業及び個人(以下「中小企業等」という。)の特許出願に係る先行技術調査を無償で行う事業(以下「本件事業」という。)を平成十六年度から実施することを検討している。本件事業の実施方法、先行技術調査の実施件数等は現在のところ未定であるが、いずれにせよ、本件事業において、中小企業等の特許出願の全件について先行技術調査を実施することは考えていない。

二及び三について

一についてで述べたとおり、本件事業の実施方法等は現在のところ未定であり、お尋ねの点にお答えすることは困難である。

四について

一についてで述べたとおり、本件事業において、中小企業等の特許出願の全件について先行技術調査を実施することは考えておらず、お尋ねの予算についての試算は行っていない。

五について

本件事業の実施方法等については、一についてで述べたとおり現在のところ未定であるが、「民業圧迫」との評価を受けることのないよう配慮して、検討を進めてまいりたい。

六及び七について

特許料等の減免措置については、今後、特許法(昭和三十四年法律第百二十一号)第百九条及び第百九十五条の二並びに産業技術力強化法(平成十二年法律第四十四号)第十七条の規定に基づく減免措置の対象者の範囲を拡大することを予定しており、減免措置の内容等の一層の周知に努め、その利用を促進してまいりたい。

また、米国におけるいわゆるスモールエンティティー制度のように、すべての中小企業等の特許料等を半額とすることについては、受益者負担及び収支相償を原則とする特許特別会計において、ある出願人の料金を減額した場合、減額分は他の出願人が負担することとなるため、料金を負担する制度利用者全体の意見も踏まえつつ、今後検討してまいりたい。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1検討してまいりたい ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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