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阿武隈川河口周辺海域における放射性セシウムによる環境影響等に関する質問主意書
参議院 第179回 第50号趣旨が明らかではない ×2
質問本文
最近の報道によれば、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県と宮城県を流れる阿武隈川から海に流れ出た放射性セシウムは、今年八月には一日当たり五百億ベクレル余りに上ったと推定されることが、京都大学などの調査で判明したとされる。
これによれば、福島第一原子力発電所から北に約七十キロメートル離れた阿武隈川河口(宮城県岩沼市)の周辺海域において、放射性セシウムによる環境への影響等が懸念されるところである。そこで、以下質問する。
一 京都大学などによる調査は、文部科学省の委託を受けて行われたものと聞いている。しかしながら、その調査結果については、同省からまだ公表されていないように思われるが、その概要について示されたい。
二 京都大学などの調査によると、阿武隈川河口から海に流れ出た放射性セシウムは一日当たり五百億ベクレル余りに上ると推定されているが、原子力発電所事故以降の累積量についてはどのように推定されているか。その上で、河口周辺海域における放射性セシウムによる環境への影響について、政府はどのように認識しているか。
三 阿武隈川には、陸地に降った放射性セシウム等が現在もなお流れ込んでいるものと考えられる。加えて、来年一月からは放射性物質汚染対処特措法に基づく除染が本格実施されることから、これに伴い川に洗い流される放射性セシウム等の量が増加することが想定される。したがって、放射性セシウム等の阿武隈川河口から海への流出挙動について監視を継続していく必要があると考えるが、監視体制はどのようになっているか。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねの「京都大学などによる調査」が何を指すのか必ずしも明らかではないが、平成二十三年度科学技術戦略推進費「重要政策課題への機動的対応の推進及び総合科学技術会議における政策立案のための調査」により、文部科学省からの委託を受けて、独立行政法人日本原子力研究開発機構(以下「機構」という。)が関係機関と協力して、「放射性物質の分布状況等に関する調査研究」(以下「分布状況等調査研究」という。)を進めており、その一環として、機構からの再委託を受けて、国立大学法人筑波大学及び国立大学法人京都大学が河川への放射性物質の移行に関する調査研究(以下「移行調査研究」という。)を行ったところである。移行調査研究の結果を含め、分布状況等調査研究の結果については、現在、機構が中心となって報告書の取りまとめを行っているところであり、当該報告書が取りまとめられた段階で文部科学省において公表する予定である。
二及び三について
お尋ねの「京都大学などの調査」が何を指すのか必ずしも明らかではないが、移行調査研究において、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故の発生以降における、阿武隈川河口から海に流れ出た放射性セシウムの累積量の推定は行っていないと承知している。
また、河口周辺海域における放射性セシウムによる環境への影響については、重要な問題と認識しており、お尋ねの阿武隈川河口及び河口周辺海域における放射性セシウム等の監視については、「総合モニタリング計画」(平成二十三年八月二日モニタリング調整会議決定)に沿って、引き続き、関係省庁等の関係機関が連携して実施することとしている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。