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中国訪問中の岩屋毅外務大臣の発言に関する質問主意書
参議院 第217回 第11号お答えすることは困難 ×1
質問本文
岩屋毅外務大臣は、令和六年十二月二十五日から二十六日までの二日間、中国を訪問した。その際、岩屋外務大臣は、香港のマスメディアであるフェニックスTV(香港鳳凰衛視)のインタビュアーからの「台湾との関係は、非公式的・実務的な関係で、日本はやはり中国の立場を理解した上で、一つの中国という原則で変更はないということですか」という問いに対し、「ええ。中国のお考え、主張をですね、我が国は理解し尊重するというのがですね、あの時の精神ですから、それは今もそのとおりでございます。ただ、有事というのは武力によって何か現状が変わっていくという話でしょ。それはあってはならないというのが日本の立場なので、あくまでも対話で平和的に物事が解決されるということを願っております」と発言した。なお、「あの時」とは、前言から、日中国交正常化の時を指していると考えられる。この発言に関し、以下質問する。
一 岩屋外務大臣の発言は、平和裏であれば、台湾が中国に併合されることを了とする意思表示をしたと誤認されるおそれがある。政府としてそのようなことを認めるのか、見解を明らかにされたい。
二 岩屋外務大臣の発言は、台湾併合をもくろむ中国の立場を容認するものと受け取れるものであり不適切である。速やかに訂正すべきと考えるが政府の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
御指摘の「台湾が中国に併合されることを了とする意思表示をしたと誤認されるおそれ」及び「台湾併合をもくろむ中国の立場を容認するもの」の具体的に意味するところが明らかではなく、お尋ねについてお答えすることは困難であるが、いずれにせよ、台湾に関する我が国政府の立場は、昭和四十七年の日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明第三項にあるとおり、「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である」との中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重するというものである。また、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが我が国の一貫した立場である。