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米価のパリティ方式に関する質問主意書
参議院 第5回 第34号
質問本文
米価のパリテイ方式に関する質問主意書
昭和二二年度以来、公定米価の決定に関して、パリテイ方式が採用されている。このパリテイ方式の適用について、或いは採用品目の選定、価格指数及びそのウエイトの取り方等に、実際上幾多の欠陥や問題点があると思うが、その中で私は特に次の事項について、質問をしたい。
一、基準年度におけるセーレの問題
大雑把にいつて、独占資本の発達以後、工業生産物の価格と、農産物価の間に、セーレ(鋏状価格差)のあることを、一般に学者は指摘している、これについて政府は昭和九―一一年の基準年度に、このセーレが存在していたことを肯定しているか、どうか。
もしあつたとすれば、現在のパリテイ計算では、その基準時のセーレをそのまま適用時にスライドすることになるが、これに対する所見如何。
二、昭和九―一一年以後に、新にセーレが生じている事実はないか。
三、以上に記した事実があれば、パリテイ方式の採用項目の中に、この鋏状価格差を考慮すべきではないか。
右の諸点について答弁を要求する。
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政府答弁書
工業生産物の価格と農産物価との間にシエーレが存すると論ぜられることが多いが、しからば何時を基準として論じているのかは必ずしも明瞭ではない。
今日パリテイ計算の基準年次として採用せられている昭和九年乃至十一年は昭和初年の経済恐慌も一応おさまつて景気は恢復期にあり、又日本が戦争状態に入る前の年次でもあり、我々が過去において日本経済或は日本の農家経済が比較的安定していた年を求めるとすれば、この時期が最も適当と考えている。
又今日パリテイ計算を採用していることについては、戦災の影響による特殊な事情により比較的割高となる工業生産物の価格とのパリテイにおいて比較的戦争の影響を蒙ることの多くなかつた農産物価絡を決定することは農産物価格にとつて有利だという考え方もあり得るのである。
なお又基準年次以後における農工産物の価格は、戦争経済の進行に応じつつ夫々大体同じような上昇を示したが、特に最近時におけるインフレの影響が、米価決定後に農家の購入品の価格を騰貴せしめることから生ずると言われる両者間のシエーレの問題については、所謂パリテイ指数の変動を見て一定時期において米価等を改訂する措置(昭和二十二年産米以降米及び麦については収穫時に第一次価格を決定し、その九ケ月後にパリテイ指数の変動を見て最終価格を定めた上その第一次価格との差額を追加払いする方針になつている)をとることで解決できると考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。