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薬害エイズ事件の検察審査会「不起訴不当」議決に関する質問主意書

衆議院 第139回 第7号

提出者
衆議院
提出日
1996年12月17日
内閣転送 1996年12月18日
答弁書受領日
1996年12月24日
提出から7日
答弁の項目数
1
質問 402字/答弁 369字

質問本文

多くの悲惨な被害者を出した薬害エイズ事件は、現在の行政をめぐる不信の原点であり、いまなお国民は事件の真相究明に大きな関心をよせている。安部英、松村明仁両名の逮捕、起訴など検察当局の努力には敬意を表するものである。しかし、この複合的な事件の真相はいまだ完全に明らかとは言えず、被害者の心情からも、再発防止の観点からも重大な問題である。こうした中で、小林功典元薬務局長、小西甚右衛門日本臓器社長両名の不起訴処分に関してはきわめて遺憾に感じていたところであるが、このたび東京第一検察審査会がこの件について、「不起訴不当」との議決をしたことは、まさに市民の一般の感覚に合致したものであると考える。検察当局においては、この決定をぜひとも重く受け止めるべきと考える。

よって、以下の通り質問する。

一 政府は、この検察審査会の決定をどのように受け止めているか。

二 決定を尊重すべきと考えるが、どうか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一及び二について

検察審査会制度は、検察官の公訴権の実行に関し民意を反映させてその適正を図るためのものであり、検察当局は、その議決を参考にし、公訴を提起すべきものと思料するときは、起訴の手続をしなければならないとされているところ、本件について、東京第一検察審査会は、平成八年十二月十一日、「起訴を相当とするまでの結論には達し難いものの、検察官の嫌疑不十分を理由とする不起訴処分には納得できないので、なお捜査の上、再度検討する必要があると認められる。」として、不起訴不当の議決をしたものであり、その議決は、重く受け止めるべきものと考えている。

検察当局においては、同議決を尊重して、議決当日、直ちに事件を再起立件したものと承知しており、同議決を参考にして、迅速に所要の捜査と検討を尽くし、法と証拠に基づき、適正な処分をするものと考えている。

衆議院の原文

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