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電磁波(超低周波・ELF)の子どもへの影響に関する質問主意書
衆議院 第156回 第106号承知していない ×1
質問本文
先に公表された文部科学省の「生活環境中電磁界による小児の健康リスク評価に関する研究」には、以下の記述がある。「住居から最寄の送電線までの距離別に小児白血病のリスクを調べた。その結果、小児白血病のリスクに関する調整オッズ比は、住居から送電線までの距離が一〇〇メートル超を参照カテゴリーとすると、五〇〜一〇〇メートル及び五〇メートル未満のカテゴリーで、それぞれ一・五六と三・二三であった。(中略)高圧送電線近傍でのリスク上昇が示唆される」「高圧送電線の距離が五〇メートル以内の小児白血病に対するリスクは、一〇〇メートル以上を基準とした場合に有意な上昇を示した」とある。
さらに本研究では小児白血病、小児脳腫瘍に関して「ALL(急性リンパ性白血病)のみが、(子どもの寝室(一週間の平均値)が)〇・四マイクロテスラ以上でより大きなリスク上昇を示し、調整オッズ比は四・七三で有意であった」との記述や「小児脳腫瘍についても、小児白血病の場合と同様、(子どもの)寝室の磁界レベルが〇・三マイクロテスラ以上あるいは〇・四マイクロテスラ以上でリスクが上昇する傾向が見られた」との記述もある。
そこでお尋ねする。
一 高圧送電線(地上及び地下)から五〇〜一〇〇メートル以内に教室(通常、子どもが過ごす部屋等)の一部でも含まれる全国の小学校、幼稚園、保育園等を名称と所在地でお示し願いたい。
二 高圧送電線(地上及び地下)から五〇メートル未満に教室(通常、子どもが過ごす部屋等)の一部でも含まれる全国の小学校、幼稚園、保育園等を名称と所在地でお示し願いたい。
三 一及び二でお示し頂いた教室のうち、電磁波が〇・四マイクロテスラ以上(一週間の平均値)となるものがあれば、当該小学校、幼稚園、保育園等の名称、所在地、教室の数をお示し願いたい。
四 三で示された教室に対する対策をお教え願いたい。
五 高圧送電線を新設する際、近傍の住宅、保育園、幼稚園、小学校などに今後、配慮されるおつもりはあるか。詳細をお示し願いたい。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
高圧送電線(電圧が十七万ボルト以上の送電線路をいう。ただし、平成十二年六月以前に送電線路の設置又は変更の工事の計画の認可の申請又は届出がなされた当該送電線路については、電圧が十万ボルト以上のものを含む。以下同じ。)の設置又は変更の工事をしようとする者から電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)に基づき平成十五年六月二十日までに国に対して提出された工事計画(変更)認可申請書又は工事計画(変更)届出書の添付書類である工作物の位置を明示した地形図のうち、現に国が保有するものに基づき確認した限りでは、高圧送電線から、おおむね五十メートル未満及びおおむね五十メートル以上百メートル以内に、普通教室、乳児室、ほふく室又は保育室(以下「教室等」という。)の全部又は一部が位置する、小学校、幼稚園及び保育所(以下「小学校等」という。)の数及び当該小学校等が所在する市町の名称は、別表のとおりである。なお、当該小学校等の個別の名称及び所在地については、これらが公になることにより、当該小学校等の業務の遂行に支障を来すおそれがあることから、答弁を差し控えたい。
三及び四について
お尋ねの電磁波の一週間の平均値が〇・四マイクロテスラ以上となる小学校等の名称、所在地及び教室等の数は承知していない。また、御指摘の「生活環境中電磁界による小児の健康リスク評価に関する研究」においては、子供部屋の平均磁界レベルが〇・四マイクロテスラ以上の場合のみで小児急性リンパ性白血病の発症のリスクが上昇すること等が示唆されているが、平成十四年度に、文部科学省の科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会研究評価部会において、当該研究に係る研究成果の価値等についての事後評価が行われ、比較的高い強度の超低周波電磁界に係る対象者の割合が低いこと等を踏まえて考えれば全体の症例数が少な過ぎること等の理由から、「本研究の結果が一般化できるとは判断できない」と評価されたところであり、現時点において、小学校等の教室等に対する対策については考えていない。
なお、世界保健機関においては、居住環境における超低周波電磁界へのばく露に係る住民の健康リスク評価に関する検討が行われているところであり、政府としては、当該検討の状況も注視してまいりたい。
五について
超低周波電磁界の人体に対する影響について科学的知見が明らかでない現時点においては、高圧送電線が新設される際、政府として近傍の住宅及び小学校等について配慮をすることは特に考えていない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。