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海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に関する再質問主意書
衆議院 第170回 第172号お答えすることは困難 ×1
質問本文
「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第一二八号)を踏まえ、再質問する。
一 本年九月に発生した、広島県江田市にある海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊」隊員を養成する第一術科学校の特別警備課程において、一人で十五人を相手にする格闘訓練(以下、「訓練」という。)を受けていた男性三等海曹(以下、「三等海曹」という。)が意識不明になり、約二週間後に死亡した事件(以下、「三等海曹死亡事件」という。)につき、現在海上自衛隊の事故調査委員会による調査と、海上自衛隊警務隊による捜査が行われていると承知するが、当該調査と捜査の進捗状況につき、説明されたい。
二 「訓練」について「前回答弁書」で防衛省は「当該事案については、現在、事故調査委員会における調査とともに、警務隊による捜査が行われているところであり、現時点においては、事実関係の詳細についてお答えすることは困難であるが、教育訓練管理が適切であったか、当該隊員に対して連続組手を行う必要性が本当にあったか等の観点に立って、更なる解明を進める必要があると考えている。」との答弁をしているが、十月二十二日に公表された「三等海曹死亡事件」についての事故調査委員会による中間報告(以下、「中間報告」という。)では、「訓練」は必要性のないものであるとの報告がなされていると承知する。右答弁が「中間報告」の内容と食い違うのはなぜか。
三 「中間報告」において必要性はないとされた「訓練」が行われたのはなぜか。
四 必要のない「訓練」が行われ、結果として「三等海曹」の命が失われたということは、「三等海曹」の死亡は通常の訓練中に起きたやむを得ない事故の類ではなく、まさに海上自衛隊において集団暴行が行われたということに他ならず、「訓練」は集団リンチ、私的制裁でしかないと考えるが、防衛省の見解如何。
五 「三等海曹死亡事件」についての調査、捜査はいつ頃までに終了する予定か。
六 「三等海曹死亡事件」について、「前回答弁書」で防衛省は「防衛省としては、今後、事実関係の詳細を調査し、それに基づき厳正に対処したいと考えている。」と述べているが、防衛省として、右事件に対して徹底的に調査、捜査をし、その結果を包み隠さず国民に公表する考えはあるか。そうせずして、防衛省に対する国民の信頼は回復しないと考えるが、浜田靖一防衛大臣の見解如何。
右質問する。
政府答弁書
一について
防衛省においては、御指摘の海上自衛隊における死亡事案(以下「当該事案」という。)が発生した翌日の平成二十年九月十日以降、海上自衛隊呉地方総監部幕僚長を長とする事故調査委員会が調査を進めてきたが、その経過について、「海上自衛隊特別警備隊関係の課程学生の死亡事案について(中間報告)」(以下「中間報告」という。)として取りまとめ、同年十月二十二日に公表したところであり、引き続き当該事案の解明を進めているところである。他方、海上自衛隊警務隊においては、これまで、関係者に対する事情聴取等、必要な捜査を行ってきているところである。
二について
中間報告においては、当該事案の問題点と考えられるものとして、教育訓練に係る計画や管理の適切性及び入校取消が内示されている学生に対して連続組手を行う必要性を挙げ、こうした観点に立って、更なる当該事案の解明を進めるとともに、改善すべき点について検証する必要がある旨述べており、先の答弁書(平成二十年十月二十四日内閣衆質一七〇第一二八号)九及び十についてでお答えした内容と食い違うという御指摘は当たらない。
三から五までについて
当該事案については、現在、引き続き事故調査委員会における調査が行われているとともに、警務隊による捜査も行われてきているところであり、現時点においては、中間報告に記載した以上のことを申し上げる状況になく、お尋ねについては、お答えすることは困難である。
六について
防衛省としては、引き続き当該事案の解明を進めていく考えであり、調査の結果、判明した事実については、可能な限り公表してまいりたい。また、改めて厳正な規律を徹底するとともに、必要な再発防止策を講じることにより、国民の信頼回復に努めてまいりたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。