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駐ロシア特命全権大使の信任状奉呈式におけるロシア大統領の発言に対する外務省の見解等に関する質問主意書
衆議院 第171回 第482号
質問本文
本年五月二十九日、クレムリンで行われた新任駐ロシア特命全権大使の信任状奉呈式(以下、「奉呈式」という。)において、ロシアのメドベージェフ大統領が挨拶の中で北方領土問題について「(北方四島の)ロシアの主権を疑問視する日本の試みは交渉継続を促すことにはならない」と述べ、我が国を批判したと報じられている。右を踏まえ、質問する。
一 「奉呈式」には、河野雅治駐ロシア日本国特命全権大使が出席したと承知するが、その際、メドベージェフ大統領が前文で触れた、我が国を批判するかの様な発言をしたというのは事実か。
二 メドベージェフ大統領の発言を含め、「奉呈式」の様子についての外務本省への報告はなされているか。
三 二の報告がなされているのならば、それは公電の形でなされているか。そうであるのなら、当該公電が外務本省に到着した日、時、分を明らかにされたい。
四 報道によると、「奉呈式」におけるメドベージェフ大統領の発言は、五月二十日の参議院予算委員会において、麻生太郎内閣総理大臣が北方領土問題について、「北方四島ではロシアによる不法占拠が続いている」と発言したことを受けてのものであると言われているが、右についての外務省の見解如何。
五 河野大使は天皇陛下からの信任状を受けて「奉呈式」に臨んだものと承知するが、その際、我が国を批判するかの様な発言がなされたことについて、何らかの意見をメドベージェフ大統領はじめロシア側に伝えているか。
六 五で、伝えているのなら、どの様な意見を述べたのか明らかにされたい。
七 五で、伝えていないのなら、それはなぜか説明されたい。
右質問する。
政府答弁書
一から七までについて
御指摘の信任状捧呈式においてメドヴェージェフ・ロシア連邦大統領からは、アジア太平洋地域における安定と安全の確保にとり重要な要因である我が国との互恵的なパートナー関係を質的に新たにすることを志向している、ロシア側は、今後とも、平和条約問題に関し相互に受入れ可能な解決を模索していくべく対話を行っていく、「クリル諸島」に対するロシア連邦の主権に疑念を抱かせようとする日本側の試みは平和条約交渉の継続に資するものではない旨の発言(以下「発言」という。)があった。
発言についての報告は公電でなされており、平成二十一年五月二十九日に外務本省において受信した。
発言のうち、北方領土問題に関する言及については、ロシア側の従来の立場を述べたものと認識しているが、発言は、全体として、日露関係を高い次元に引き上げる観点から、アジア太平洋地域における日露双方の関心事項を進めていくという麻生太郎内閣総理大臣とメドヴェージェフ・ロシア連邦大統領との間で一致した作業の方向性に合致するものと認識している。
発言に関するロシア側とのやり取りの詳細について明らかにすることについては、相手国との関係もあり、差し控えたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。