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原発への消防車による水の注入に関する質問主意書

衆議院 第186回 第220号趣旨が明らかではない ×2

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2014年6月16日
内閣転送 2014年6月18日
答弁書受領日
2014年6月24日
提出から8日
答弁の項目数
2
質問 866字/答弁 690字

質問本文

福島原発事故において、二〇一一年三月十三日、消防車で三号機の原子炉圧力容器に水を注入しようとしたが、その水の相当割合が圧力容器以外の復水器にバイパスして抜けていたということが、東電のテレビ会議の吉田所長と本店のやり取りの記録やNHKの報道での指摘からわかっている。

つまりテレビ会議の三月十四日午前三時三十七分の記録では、武藤副社長とのやり取りの中で、吉田所長が「バイパスフローがある可能性が高いということですね。」と述べている。また二〇一三年三月十日のNHKスペシャル「メルトダウン、原子炉冷却の死角」でも詳しく報道されている。

このバイパスフローによって三号機に十分な量の注水ができず、そのために三号機のメルトダウンを防ぐことができなかったと専門家は指摘している。

現在、電力会社はいくつかの原子力発電所について適合性審査の申請を原子力規制委員会に行っている。電力会社は消防車を配置することによって原子炉圧力容器への注水に備えている。しかし、バイパスフローの問題が解決されていなければ消防車を配備しても十分に注水できるとは言えない。

特に現在、川内原発については優先的に審査を進めることになっている。そこで、福島原発事故で生じたバイパスフローの問題について川内原発の審査においてどういう扱いがされているか次の事項について質問する。

一 原子力規制委員会は福島原発事故において、消防車による三号機への注水が、バイパスフローしていた事実を認識しているか。

二 川内原発の原子力規制委員会の審査において、消防車による注水を行った場合に、バイパスフローが起こらないよう対策が取られているかどうか、確認することになっているか。

三 現在まで、九州電力においてバイパスフロー防止に関する設計変更工事は行われておらず、まだこの設計変更工事について実証実験を行っていないと聞いているが事実か。

四 実証実験でバイパスフローがないことが確かめられるまで、川内原発についての原子力規制委員会の審査の合否の結論は出せないと考えてよいか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の「バイパスフロー」の具体的な範囲が必ずしも明らかではないが、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故における消防車による注水については、同社が平成二十五年十二月十三日に公表した「福島第一原子力発電所一〜三号機の炉心・格納容器の状態の推定と未解明問題に関する検討第一回進捗報告」において、「消防車から吐出された冷却水は全量が原子炉へ注水されたわけではなく、配管図面上の分岐の存在や、主復水器での溜まり水が確認されたことから、代替注水の一部が原子炉へ通ずる配管だけでなく他系統・機器へ流れ込んでいた可能性が考えられる。」とされていることは承知している。

二から四までについて

御指摘の「バイパスフロー」の具体的な範囲が必ずしも明らかではないが、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年法律第百六十六号)第四十三条の三の六第一項第四号の規定に基づき定められている実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則(平成二十五年原子力規制委員会規則第五号)等(以下「新規制基準」という。)では、発電用原子炉施設は、重大事故に至るおそれがある事故が発生した場合や、冷却機能が喪失した場合においても、炉心の著しい損傷等を防止するために必要な措置を講じ、又は、必要な設備を設けなければならない旨等が規定されており、原子力規制委員会による新規制基準に係る適合性審査の対象となっている原子力発電所については、当該適合性審査等を経て、同委員会において原子力発電所の設置変更許可等を行った段階で、審査結果等をお示しすることが可能となる。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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