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福島第一原発事故に伴う汚染水対策に関する質問主意書
参議院 第186回 第166号検討してまいりたい ×1
質問本文
東京電力株式会社(以下「東電」という。)福島第一原子力発電所の汚染水タンクからの水漏れが昨年来、相次いで起きている。六月二日には原子力規制庁のパトロールにより、雨水を溜めるノッチタンク(以下「雨水ノッチタンク」という。)からの漏えいが発見された。そこで以下質問する。
一 雨水ノッチタンクの管理も汚染水タンク並みに行うべきと考えるが、東電による定期パトロールが行われていなかったのはなぜか。
二 雨水ノッチタンクは汚染水タンクに降りそそいだ雨水を一時的に貯めておく仮設タンクだが、昨年三百トンもの漏れた汚染水が混じったことで、雨水ノッチタンクの水もストロンチウム九十の濃度が高くなっている。なぜ堰のドレン弁は開放されていたのか。また、今後の再発防止策を明らかにされたい。
三 事故が起きるたびに対策を講じるのではなく、万一を想定して万全の態勢で汚染水の管理をするべきである。そこで、雨水ノッチタンクに水位計を設置するべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
四 雨水ノッチタンクには、現在約四千トンの汚染された雨水が保管されているが、東電ではこれを先月末から稼働したばかりの堰内雨水処理装置四基でストロンチウム九十などを除去し、敷地内に散水して処理を行っていると承知している。その堰内雨水処理設備の処理能力は合計六十六トン毎時とのことだが、散水場所が限られていることもあって、能力上限までは稼働できないと聞いている。現時点までの汚染水タンクエリアの堰内雨水処理実績は、四基合計で毎時あるいは毎日何トンか。
五 水位計も設置しない仮設タンクにいつまでも汚染された雨水四千トンを置いておくわけにはいかないと考える。いつまでにこの仮設タンクの水を処理し終えるつもりか。見通しを示されたい。
六 雨水ノッチタンクの水は全てセシウムの除去済みとのことだが、ストロンチウム九十については、堰内雨水処理設備を通すと、どこまで除去されるのか。また、トリチウムについては除去されないまま、敷地内に散水するのか。
七 汚染水四十万トンはこの後、高性能多核種除去設備を通してトリチウム以外を除去するとのことだが、その後どのように処理するかはまだ検討中と承知している。蒸発や地層処分などが検討されているが、完全な閉鎖区域で管理し循環させ、発電や冷却に使用するとの案について、現時点での政府の見解を明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一から三までについて
御指摘の漏えい事故については、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年法律第百六十六号)第六十二条の三及び東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則(平成二十五年原子力規制委員会規則第二号)第十八条の規定に基づき、平成二十六年六月十八日に、東京電力株式会社(以下「東京電力」という。)から原子力規制委員会に対して報告のあった「福島第一原子力発電所四〇〇〇トン鋼製角形タンク群からの漏えいに関する発電用原子炉施設故障等報告書」においては、事故の原因については調査中であり、再発防止対策については検討中であるとされている。政府としては、東京電力に対し、再発防止に万全を期すよう求めているところである。
四について
平成二十六年六月十八日に、東京電力から原子力規制庁に対して報告のあった「福島第一原子力発電所 雨水処理設備 運転状況」においては、同月十日から同月十六日までの間における「堰内に溜まった雨水とタンク等に貯水している雨水の処理実績」について、二百七トンであるとされている。
五及び六について
御指摘の雨水ノッチタンクに貯水されている水については、今後の降雨の状況にもよるが、放射性物質を除去する等の処理を完了するまでに数か月を要する予定であると承知している。また、東京電力の福島第一原子力発電所の敷地内に散水する水については、トリチウム、ストロンチウム九十等の濃度について、東京電力が関係者の理解を得て定めた散水に係る放射性物質の濃度の基準を下回っていると承知している。
七について
多核種除去設備により放射性物質を除去した後にも残るトリチウムを含む水の扱いに関しては、東京電力福島第一原子力発電所廃炉対策推進会議(当時)の下に設置された汚染水処理対策委員会において、トリチウム水タスクフォースを設置し、様々な選択肢について検討を行っているところである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。