Backlogの代替を
自社サーバーに。
Plane日本向け導入キット
株式会社エクスブリッジ(名古屋) / 2026年8月21日の公式料金・Plane v1.4.1で検証
Backlogは、日本のチームにとって使いやすい完成度の高いサービスです。一方で、プロジェクトと利用者が増えると「毎月の料金を払い続けるのか」「課題や文書を自社の管理下へ置けないか」という検討も始まります。
Planeとは?
Planeとは、課題、サイクル、モジュール、ドキュメント、受信箱を一つの画面で管理する、オープンソースのプロジェクト管理システムです。2026年8月21日時点でGitHub 5.6万スター超、AGPL-3.0でソースコードが公開されています。
Backlogの料金と、自社運用の違い
| 選択肢 | 月払い料金 | 運用 |
|---|---|---|
| Backlog スターター | 2,700円(税抜) | サービス側へ任せる |
| Backlog スタンダード | 16,000円(税抜) | サービス側へ任せる |
| Backlog プレミアム | 27,000円(税抜) | サービス側へ任せる |
| Plane Community Edition | ソフト代0円 | VPS・保守は自社負担 |
Backlog料金は公式料金ページの2026年8月21日時点。PlaneにもVPS代、保守担当者の時間、バックアップ保管費は必要です。
「OSSなら全部無料」という話ではありません。Backlogはサーバー、更新、障害対応を含むサービスです。Planeはソフトを無料で使える代わりに、その運用を自分たちで引き受けます。社内にDockerを扱える人がいる会社、データの保管場所を自社で決めたい会社ほど、Planeの利点が大きくなります。
Plane JP Deployment Kitを公開しました
plane-jpは、Plane Community Editionを日本向けに導入する非公式キットです。
- 公式Plane v1.4.1のセットアップ、Compose、環境テンプレートを固定取得
- GitHub Release記載のSHA-256と照合し、改ざんや取得失敗を検出
- PostgreSQL、RabbitMQ、MinIO、Django、Live Serverの秘密値を自動生成
- 独自ドメイン、Let's Encrypt HTTPS、CORS、公開ポートを一括設定
- Docker Compose設定と危険な初期値が残っていないことを自動検査
- 開始、停止、ログ、バックアップ、更新を
./bin/plane-jpへ統一
git clone https://github.com/katsushi2441/plane-jp.git
cd plane-jp
cp .env.example .env
./bin/plane-jp install
./bin/plane-jp start
./bin/plane-jp verify --running
Backlogと同じものではありません
Planeは有力な代替候補ですが、Backlogの画面やデータ構造をそのまま複製した製品ではありません。
| Backlogの項目 | Planeで検討する対応先 |
|---|---|
| 課題 | Work item |
| 種別 | Work item type |
| カテゴリー | Label |
| マイルストーン | CycleまたはModule |
| Wiki・ドキュメント | Page |
| プロジェクト | Project |
最初から全データを移すのではなく、代表プロジェクト1件で項目対応、コメント、添付ファイル、通知を確認し、1週間ほど並行運用してから切り替えるのが安全です。
3つの始め方
1. GitHubの導入キットで自分で構築する(無料)
導入スクリプト、日本語導入手順、運用手順、AIエージェント向けカスタマイズ指示をGitHubで公開しています。サーバー運用の経験がある方は、ここから始められます。
2. 導入・運用ガイドを読みながら構築する(480円)
VPS選定、DNS、Docker、HTTPS、日本語と日本時間、Backlogの項目対応、バックアップ、更新、障害時の確認順序、カスタマイズ用AIプロンプトまで、作業順にまとめました。
3. 構築と移行設計を任せる
「Backlogのどのデータを残すか」「Planeのどの項目へ移すか」から一緒に整理し、試験環境を作ってから判断できます。自社運用が割に合わない場合は、Backlogを継続する選択も含めて提案します。
向いている会社、向いていない会社
Planeの自社運用が向いている
- 課題や文書の保管場所を自社で管理したい
- Dockerを扱える担当者または保守委託先がいる
- 利用人数やプロジェクト数が増え、月額費用を見直したい
- APIやWebhookを使い、自社業務と連携したい
Backlogを続けた方がよい
- サーバーやバックアップを管理する人がいない
- 障害対応を自社で持ちたくない
- Backlog固有のGit/Subversionや既存連携へ強く依存している
- 少人数で、現在の料金より運用担当者の時間の方が高い
自社ホストは目的ではなく手段です。料金だけで決めず、データ管理、連携自由度、保守体制を含めて判断してください。
Backlog代替とPlane導入のよくある質問
Backlogの代わりになる無料のOSSはありますか?
あります。Plane Community Editionは、課題、サイクル、モジュール、ドキュメント、受信箱などを備えるAGPL-3.0のオープンソースです。自社サーバーへ置けばPlane本体のライセンス費はかかりません。ただしVPS、バックアップ、更新、障害対応の費用と手間は残ります。
Planeは日本語で使えますか?
使えます。Plane v1.4.1には英語版と同じ28ファイルの日本語辞書が収録されています。利用者ごとにPreferencesのLanguage and timeから日本語とAsia/Tokyoを選択します。本ページで公開しているplane-jpは翻訳フォークではなく、日本語環境へ安全に導入・運用するためのキットです。
共有レンタルサーバーへ設置できますか?
できません。PlaneはWeb、API、PostgreSQL、Valkey、RabbitMQ、MinIOなど複数のコンテナで動くため、Dockerを利用できるVPSまたはクラウドVMが必要です。公式要件は2コア・4GB以上で、本番利用は8GB以上が推奨されています。
BacklogからPlaneへ自動で移行できますか?
ワンクリック移行ではありません。Backlogの種別、カテゴリー、マイルストーンを、PlaneのWork item type、Label、Cycle、Moduleのどれへ割り当てるかを先に決める必要があります。代表プロジェクト1件を試験移行し、コメントや添付ファイルまで確認してから全件移行するのが安全です。
Plane JP Deployment Kitは何をするものですか?
公式Plane v1.4.1の配布ファイルをSHA-256で検証して取得し、独自ドメイン、HTTPS、CORS、公開ポートを設定します。PostgreSQL、RabbitMQ、MinIO、Djangoなどの危険な初期パスワードをランダム値へ置換し、Compose設定の検査と公式バックアップ・更新操作を共通CLIへまとめています。
導入を依頼することもできますか?
できます。株式会社エクスブリッジのバイブプロトタイピングで、要件確認、試験環境、Backlogの項目対応、導入、引き渡しまで対応します。紙の提案だけでなく、まず動く構成を確認してから本導入を判断できます。
