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安倍内閣総理大臣の防衛大学校卒業式における訓辞に関する質問主意書
参議院 第166回 第20号
質問本文
安倍内閣総理大臣は、今月十八日の防衛大学校卒業式における訓辞で、将来自衛隊幹部となる卒業生に対し「自主的な決断」をするよう訴えており、文民統制(シビリアン・コントロール)との関係上、問題があると受け止められる。
そこで、以下質問する。
一 安倍内閣総理大臣は訓辞で「防衛省設置はシビリアン・コントロールへの自信を示した」と述べている。防衛庁から防衛省への昇格が、なぜ「シビリアン・コントロールへの自信」を示すことになるのか、明らかにされたい。
二 安倍内閣総理大臣は訓辞で「思索し決断する幹部であってほしい」と呼び掛けるとともに、故チャーチル英国元首相の言葉を例に挙げつつ、「特に申し上げたいのは、諸君が将来直面するであろう危機に臨んでは、右と左を足して二で割るような結論が、こうした状況に真に適合したものとはならない」ことと前置きし、「様々な情報を幅広く収集し、情勢を的確に分析し、時に応じて自らの信じるところに従って的確な決断をすることが必要となる」と発言している。この発言は、幹部候補生たちに「シビリアン・コントロールを時には逸脱しても良い場合がある」との誤解を与えたり、曲解されたりする恐れがあると危惧する。安倍内閣総理大臣の見解を示されたい。
三 安倍内閣総理大臣は、前記「的確な決断」の「バックボーンになるのは、広い視野と高い教養だ」という「理念」を打ち出している。ここに「シビリアン・コントロールへの揺るぎない従属心」といった文言を入れるべきではなかったかと考えるが、安倍内閣総理大臣の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
防衛庁の省への移行は、平成十九年一月九日の防衛省移行記念式典における安倍内閣総理大臣訓示にあるとおり、防衛省を「国防と安全保障の企画立案を担う政策官庁として位置付け、さらには、国防と国際社会の平和に取り組む我が国の姿勢を明確にする」との意義を有するものである。
かかる省移行については、多くの国民の支持と理解の下で、国会における御審議の上、成立した法律に基づいてなされたものであり、このことは、シビリアン・コントロールに対する自信を内外に示したことにほかならないと考えている。
二及び三について
安倍内閣総理大臣が三月十八日の防衛大学校の卒業式において行った訓示については、シビリアン・コントロールとの関係において問題があるとは考えていない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。