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鳩山邦夫法務大臣の「友人の友人はアルカイーダ」発言等に関する質問主意書
参議院 第168回 第59号個別の事案 ×1
質問本文
鳩山邦夫法務大臣が、本年十月二十九日、東京都内で行われた日本外国特派員協会での講演で、二〇〇二年十月十二日に発生したインドネシア・バリ島の爆破テロ事件に言及し、「私の友人の友人がアルカイーダだ。二、三年前は何度も日本に来ていた。彼はバリ島の爆破事件に関与していた。私は、彼の友人の友人ですけど、バリ島の中心部は爆破するから近づかないようにというアドバイスを受けていた。」と発言したことが、日本国内はもとより、外国メディアを通じて国際的なニュースともなり、大きな問題になっている。この発言については一部訂正がなされたとの報道もあるが、法務大臣はその後の十一月三日にも、福岡県久留米市の祭りの席で、「テロリストの怖いのが平気で日本をうろうろしている。」とも繰り返し発言している。誠に不謹慎極まりなく、このままでは今後の法務行政、入国管理行政に悪影響も与えかねない。
そこで、以下のとおり質問する。
一 鳩山法務大臣の日本外国特派員協会での発言、及び福岡県久留米市での発言の内容は、前記の括弧内のとおりか。また、その後に訂正若しくは釈明しているのであれば、その内容を明らかにされたい。
二 鳩山法務大臣が言及するアルカイーダは、法務大臣の「友人の友人」ということであるから特定することが可能であると思われる。その具体的氏名は特定されているのか、明らかにされたい。
三 鳩山法務大臣は、友人から得ている情報については、日本及びインドネシアの警察又は法務当局等、若しくは国際機関などに通知をしているのか。あるいは何らかの捜査協力をしているのか。通知あるいは捜査協力をしていないとすれば、できない理由は何か、間接的な友人に迷惑をかけるからできないのか、それぞれ明らかにされたい。
また、鳩山法務大臣が、前記通知若しくは捜査協力をしたのであれば、日本の関係省庁はどのような対応をしたのか、何らの対応もしなかったのであれば、なぜ取らなかったのか、それぞれ明らかにされたい。さらに、インドネシアの警察又は法務当局等や国際機関の対応について、政府はどのように把握しているか、明らかにされたい。
四 前記インドネシア・バリ島で発生した爆破テロ事件での日本人犠牲者の遺族から、法務大臣あてに抗議の通知がなされているという報道がある。こうした抗議がなされたことは事実であるか、事実であれば、その概要を明らかにされたい。法務大臣としてはこうした抗議をどのように受け止めて、いつまでに、どのように対処するのか、明らかにされたい。
五 仮に鳩山法務大臣が発言しているとおり、テロリストが日本に複数名、複数回も侵入しているとすれば由々しきことである。こうした事態については、単に法務大臣個人の認識なのか、それとも政府としても同様の認識を有しているのか、明らかにされたい。また、仮に侵入の事実が間違いないとすれば、これにどのように対処してきたか、また今後どのように対処するのかそれぞれ明らかにされたい。
六 福田政権においては、今般の鳩山法務大臣の発言を容認するのか、政府の見解を示されたい。また、福田政権では、法務大臣に対して何らか注意ないしは指導などをしたのか、明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
御指摘のような内容の各発言があったものと承知している。
また、鳩山法務大臣は、平成十九年十月二十九日、同日の日本外国特派員協会における発言に関して、「これは、私の趣味である蝶の同好の士には海外を含めて大勢の仲間がおり、「その中にはテロ組織の構成員と思われる者がいて、日本にも入ってきたことがある旨や、バリ島の爆破事件にも関与していた」旨の話を、同好の士である友人から聞いたことがありましたので、これを友人の話として申し上げたものであり、私自身は、この組織の者と思われる者と友人でもなければ、面識を有するものでもありません。また、この友人の話の真偽について確認しているものではありません。なお、私がこのような話を聞いたのは、バリ島爆破事件の三、四か月後のことであって、事件の発生前に爆破計画について知っていたということはありません。」とのコメントを発表しているものと承知している。
二について
御指摘の発言は、鳩山法務大臣の個人的な経験及び識見に基づいてなされたものと承知しており、お尋ねについて、政府としてお答えする立場にない。
三について
鳩山法務大臣が、個人的な経験及び識見に基づいて、お尋ねのように「通知あるいは捜査協力」をしているかどうかについては、一個人としての活動であって、政府としてお答えする立場にない。
また、御指摘の国内外の各機関において、いかなる者から、どのような情報の提供を受け、どのように対応しているのかを明らかにすることは、今後の活動に支障を及ぼすおそれがあり、また、我が国と外国等との信頼関係を損なうおそれがあることから、お答えを差し控えたい。
四について
御指摘のような抗議がなされた旨の報道があったことは承知しているが、その内容等については、鳩山法務大臣の一個人としての活動にかかわるものであり、政府としてお答えする立場にない。
五について
御指摘の鳩山法務大臣の発言は、その個人的な経験及び識見に基づいてなされたものと承知している。
また、関係機関においては、テロ防止のための活動を行っているが、個別具体的な活動については、今後の活動に支障を及ぼすおそれがあることから、お答えを差し控えたい。
六について
御指摘の鳩山法務大臣の発言については、テロの脅威を踏まえ、テロ防止のための上陸審査を徹底しなければならないという趣旨でなされたものと聞いており、また、鳩山法務大臣から、発言の事実経過に関する説明が文書でなされているところであるが、いずれにせよ、誤解を招くことのないよう表現に留意する必要があると考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。