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金賢姫・元工作員の来日に関する質問主意書
参議院 第175回 第5号お答えすることは困難 ×1
質問本文
本年七月二十日から二十三日まで、大韓航空機爆破事件の実行犯である金賢姫・元工作員が来日し、拉致被害者家族との面会等を行った。今回の来日が、拉致問題解決に向けた前進の一歩となることを期待するものであるが、今回の金・元工作員来日では、チャーター機の利用や、ヘリコプターでの東京上空の遊覧等に、数千万円にのぼる国税が費やされたとされている。
また、金・元工作員は韓国では恩赦されているが、大韓航空機爆破事件の際、日本人の旅券を使用した旅券法違反の容疑者であり、公訴時効が成立していない金・元工作員のこの度の「招聘」は、入管難民法に照らした場合、超法規的措置であると考える。
右の点を踏まえ、以下質問する。
一 今回の金・元工作員の来日の成果及びその評価を詳らかにされたい。
また、本年七月二十六日、中井拉致問題担当大臣が首相官邸において、金・元工作員の日本招請について菅総理大臣に報告を行った際、「何ら成果のなかったことの報告に来た」と記者団に発言したとされるが、その発言の意図について明らかにされたい。
二 今回の金・元工作員の来日に費やされた経費について、項目毎に明らかにされたい。
三 今回、拉致被害者家族である飯塚さん親子との面会が、鳩山前総理大臣の軽井沢の別荘で行われたと承知しているが、この別荘が使用された経緯について明らかにされたい。また、警備上の観点から、陸路で軽井沢へ向かう今回の対応は妥当性に欠けると考えるが、政府の見解如何。
四 公訴時効が成立していない旅券法違反容疑について、金・元工作員に対する取り調べは行われたのか。行われていないとすれば、わが国司法制度の瑕疵となると考えるが、政府の見解如何。
右質問する。
政府答弁書
一について
今回の金賢姫氏の訪日については、拉致被害者家族等には静かな環境の中で、金氏とゆっくりと面会いただけたこと、また、拉致問題に関し、広く国民に、人道上、人権上の問題も含めて、改めて認識と関心を持っていただけたこと、更には、日韓両国政府が今まで以上に拉致問題の真相究明、被害者の救出に努める姿勢を示すことができたことなど、十分な成果があったと考えている。
また、御指摘の記者団に対する発言は、中井国務大臣独特の皮肉であると考える。
二について
お尋ねの経費については、現在集計・精査中であり、現時点でお答えすることは困難である。
三について
韓国政府から、金氏の安全確保上、来日の日程等について秘匿するよう求められていたこと、また、拉致被害者家族等と静かな環境の中でゆっくりと面会することができるようにとの観点等から、鳩山前内閣総理大臣の別荘を使わせていただけるよう、政府として同氏にお願いしたものである。
また、行程については、金氏の安全確保を最優先として決定したものであり、妥当なものであったと考える。
四について
現在継続中の捜査の具体的内容にかかわる事柄であるので、答弁を差し控えたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。