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元北朝鮮工作員の来日に関する質問主意書
衆議院 第175回 第17号お答えすることは困難 ×1
質問本文
北朝鮮による拉致被害者の救出は、何よりも優先すべき国是である。その救出のために資する方策の一つとして、金賢姫元工作員の来日(七月二十日)が実現したところと考えるが、彼女が大韓航空機爆破事件の実行犯であったことから、受け入れ側のわが国としても、被害者の感情や国際世論等に配慮しての節度ある接待等が求められるところであった。
そこで、次の事項について質問する。
一 そもそも金賢姫元工作員の来日目的は何であったのか。その目的に対してどのような成果があったと考えているのか政府の見解を問いたい。
二 わが国の出入国管理及び難民認定法では、彼女のような国際テロリストの入国を禁じていると思うが、どのような法的措置によって入国を認めたのか政府の見解を問いたい。
三 今回の金賢姫元工作員の来日には、専用機のチャーターや身辺警護など、相当の経費がかかっているが、どのような理由で警護対象者になったのか、またかかった経費について費目別に金額を示してほしい。
四 三に関連して、金賢姫元工作員に対して、報奨金またはそれに類するものが支払われたのか否か政府に聞きたい。
五 同じく、金賢姫元工作員の滞在先として鳩山前総理の軽井沢の別荘を使用した理由は何か。まるで外国の要人を接待することと同じだとの批判もあるが、この批判に対する政府の見解を問いたい。また、使用料等の発生はあったのか否か政府に聞きたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
金賢姫氏は、拉致被害者である田口八重子さんから日本語及び日本の生活習慣を教わったとされており、また、同じく拉致被害者である横田めぐみさんとも会ったことがある旨、昨年、証言を行っている。こうしたことから、拉致被害者家族等から金氏の訪日を強く要請されていたところ、韓国政府を始め関係者と調整を行い、拉致問題に係る真相究明等の観点から、今回の金氏の訪日に至ったものである。
今回の金氏の訪日については、拉致被害者家族等には静かな環境の中で、金氏とゆっくりと面会いただけたこと、また、拉致問題に関し、広く国民に、人道上、人権上の問題も含めて、改めて認識と関心を持っていただけたこと、更には、日韓両国政府が今まで以上に拉致問題の真相究明、被害者の救出に努める姿勢を示すことができたことなど、十分な成果があったと考えている。
二について
金氏は、出入国管理及び難民認定法(昭和二十六年政令第三百十九号)第五条第一項第四号に該当するが、同法第五条の二の規定を適用して同氏の上陸を拒否しないこととしたものである。
三について
金氏については、韓国政府からの要請もあり、その身辺等の安全を確保するために必要な警備を行ったものである。
また、お尋ねの経費については、現在集計・精査中であり、現時点でお答えすることは困難である。
四について
お尋ねの報奨金等については、支払われていない。
五について
韓国政府から、金氏の安全確保上、来日の日程等について秘匿するよう求められていたこと、また、拉致被害者家族等と静かな環境の中でゆっくりと面会することができるようにとの観点等から、鳩山前内閣総理大臣の別荘を無償で使わせていただくこととしたものであり、御指摘のような批判は当たらないものと考える。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。