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政府による元北朝鮮工作員の招請に関する質問主意書

衆議院 第175回 第2号お答えすることは困難 ×1

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2010年7月30日
内閣転送 2010年8月4日
答弁書受領日
2010年8月10日
提出から11日
答弁の項目数
5
質問 950字/答弁 660字

質問本文

本年七月二十日、大勢の犠牲者を出した大韓航空機爆破事件の実行犯で、かつて北朝鮮の工作員であった金賢姫氏が、我が国政府の招請を受けて来日した。今回、金氏の招請に際しては、我が国と韓国との往復に民間のチャーター機が使われ、宿泊先に長野県軽井沢町にある鳩山由紀夫前内閣総理大臣の別荘が使用されている。また政府はヘリコプターを飛ばし、金氏に東京上空の夜景を見せており、金氏に対する厚遇ぶりが目立っている。右を踏まえ、質問する。

一 今回、金氏を招請するに当たり使用された費用は、総額でいくらか明らかにされたい。

二 一の総費用は、それぞれどこの部署からどれだけの金額が出され、どの様な用途に使われたのか、府省庁ごとのその詳細な内訳を明らかにされたい。

三 一の総費用の中に、内閣官房機密費、または外務省機密費から支出された分は含まれているか。

四 前文で触れた様に、今回金氏の宿泊先に長野県軽井沢町にある鳩山前総理の別荘が使われたが、右に要した費用はいくらか明らかにされたい。

五 今回、政府として金氏を招請することを決めたのは、どの様な理由、目的によるものであったのか説明されたい。

六 今回、金氏の我が国への入国は、どの様な経緯で認められたのか説明されたい。

七 今回の金氏の訪日により、金氏から拉致被害者についての何らかの新情報を得られた等、拉致問題解決に向け、政府として一の総費用を出すに見合う成果を挙げられたか。政府の見解如何。

八 金氏は大韓航空機爆破事件を実行した人物の一人で、過去にテロ事件に直接関わった人物である。その人物のために、前文で触れた様な特別扱いをしたことに対して批判があるが、このことを政府としてどう受け止めるか。

九 政府が金氏のためにヘリコプターを飛ばし、東京上空の夜景を見せたことについて、中井洽国家公安委員会委員長・拉致問題担当大臣は「ちょっと東京上空を見せてあげる。こんなことを非難しているようじゃ、世界中、誰も情報を持った人は来てくれない」と発言している。では、かつてテロ事件を実行した人物に過剰なサービスをすることで、我が国の対外的な情報収集活動にどの様なプラスの作用があるというのか、中井大臣は国民に積極的な説明責任を果たす必要があるのではないか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一、二及び四について

お尋ねの費用については、現在集計・精査中であり、現時点でお答えすることは困難である。

三について

お尋ねについては、報償費の性格上、お答えを差し控えたい。

五及び六について

金賢姫氏は、拉致被害者である田口八重子さんから日本語及び日本の生活習慣を教わったとされており、また、同じく拉致被害者である横田めぐみさんとも会ったことがある旨、昨年、証言を行っている。こうしたことから、拉致被害者家族等から金氏の訪日を強く要請されていたところ、韓国政府を始め関係者と調整を行い、拉致問題に係る真相究明等の観点から、今回の金氏の訪日に至ったものである。

また、金氏は、出入国管理及び難民認定法(昭和二十六年政令第三百十九号)第五条第一項第四号に該当するが、同法第五条の二の規定を適用して同氏の上陸を拒否しないこととしたものである。

七について

御指摘の費用については、現在集計・精査中であるが、今回の金氏の訪日については、拉致被害者家族等には静かな環境の中で、金氏とゆっくりと面会いただけたこと、また、拉致問題に関し、広く国民に、人道上、人権上の問題も含めて、改めて認識と関心を持っていただけたこと、更には、日韓両国政府が今まで以上に拉致問題の真相究明、被害者の救出に努める姿勢を示すことができたことなど、十分な成果があったと考えている。

八及び九について

今般の滞在先及び移動手段等については、金氏の安全確保等の観点から決定したものであり、「厚遇」、「過剰なサービス」といった御指摘は当たらないものと考える。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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