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自衛隊情報保全隊の監視活動に関する質問主意書

参議院 第177回 第38号

提出者
参議院
提出日
2011年1月31日
内閣転送 2011年2月2日
答弁書受領日
2011年2月8日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 1,194字/答弁 812字

質問本文

本年一月二十四日付け「産経新聞」朝刊において、「北沢俊美防衛相直轄の防諜部隊「自衛隊情報保全隊」が、陸上自衛隊OBの佐藤正久自民党参院議員や田母神俊雄元航空幕僚長の講演に潜入し、現職自衛官の参加状況を監視していることが二十三日、分かった」との記事が掲載された。

自衛隊法で制限されている「政治活動」に抵触しない行動まで規制することは、憲法第十九条において保障されている「思想・良心の自由」を侵害するものであり、極めて憂慮すべき事態であると認識している。

右の点を踏まえ、以下質問する。

一 自衛隊情報保全隊の任務及び情報収集の手段と、その対象範囲について、明らかにされたい。

二 北澤防衛大臣は、本年一月二十五日の記者会見において、「「自衛隊の情報保全隊が、自衛隊OBの佐藤議員、あるいは田母神さんの講演で、自衛官の参加状況を監視していた」という報道がありますけれども、事実関係についてお聞かせください」との質問に対し、「記事で取り上げられている集会や講演会での情報収集を含めて、個別具体的な情報収集の対象については、事柄の性格上申し上げる訳にはいきませんが、敢えて申し上げれば、今回の報道を受け、調査をした結果、佐藤正久参議院議員は情報収集の対象にはなっていないと承知しております」と述べているが、佐藤または他の団体等が主催する複数の会合等において、自衛隊情報保全隊隊員が存在していることは確認されている。

北澤防衛大臣の「佐藤正久参議院議員は情報収集の対象にはなっていない」との発言が事実であるならば、自衛隊情報保全隊隊員は何の目的で、それら会合に参加しているのか。前記報道にあるように、現職自衛官の参加状況を確認するためか。政府の見解如何。

三 前記報道では、田母神俊雄元航空幕僚長、元陸上自衛隊特殊作戦群長の会合等も監視対象となっているとされている。北澤防衛大臣は会見において「佐藤正久参議院議員は情報収集の対象にはなっていない」と述べているが、佐藤以外の、自衛隊OBの民間人、そして自衛隊OBの国会議員は監視対象となっているのか、明らかにされたい。

四 本年一月二十六日の衆議院本会議における代表質問において、わが党の小池百合子議員が、本件について質したところ、菅内閣総理大臣は事実関係については言及せず、「自衛隊情報保全隊の活動は、外部からの働きかけなどに対して自衛隊の部隊や隊員を保全するため、関係法令に従い、適切な方法で行われるものであると理解しております。このような自衛隊情報保全隊の活動は、思想及び信条の自由を侵すことはないものと認識しております」と答弁した。

仮に佐藤、田母神氏の会合等が監視対象でないならば、明確に否定すべきであったと考えるが、政府の見解如何。

また、菅内閣総理大臣の答弁にある「適切な方法」とはどのような方法か、具体的に示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

自衛隊情報保全隊(以下「情報保全隊」という。)は、情報保全業務のために必要な資料及び情報の収集整理及び配布を行うことを任務とし、インターネット、刊行物、公開された場等から情報収集を行うものであるが、その情報収集の対象範囲についてお答えすることは、情報保全隊の具体的な情報関心等を明らかにすることになり、情報保全隊による今後の情報収集活動に支障が生じるおそれがあることから、差し控えたい。

二について

御指摘の「佐藤または他の団体等が主催する複数の会合等」を具体的に特定できないため、情報保全隊の隊員が「それら会合に参加しているのか」について確認できない。なお、自衛隊情報保全隊本部から、佐藤正久参議院議員は情報収集の対象としていない旨の報告があったところである。

三について

お尋ねのような点については、これにお答えした場合、情報保全隊の具体的な情報関心等を明らかにすることになり、情報保全隊による今後の情報収集活動に支障が生じるおそれがあることから、対外的に明らかにしないことを基本としているが、自衛隊情報保全隊本部から、佐藤正久参議院議員及び宇都隆史参議院議員については、情報収集の対象としていない旨の報告があったところである。なお、両議員を情報保全隊が情報収集の対象としていないことについては、防衛省の政務三役が、諸事情を考慮し、個別に明らかにすることを判断したものである。

四について

平成二十三年一月二十六日の衆議院本会議における情報保全隊に関する小池百合子衆議院議員の質問は、情報保全隊の活動と思想及び信条の自由との関係についてのものであり、御指摘の菅内閣総理大臣の答弁は、適切なものであったと考えている。

また、情報保全隊は、関係法令の規定に従い、インターネット、刊行物、公開された場等からの情報収集を行っているところであり、お尋ねの「適切な方法」とは、このような情報収集の方法のことを指している。

参議院の原文

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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

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