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母子健康手帳改正に関する質問主意書

参議院 第179回 第14号

提出者
参議院
提出日
2011年11月4日
内閣転送 2011年11月9日
答弁書受領日
2011年11月15日
提出から11日
答弁の項目数
2
質問 638字/答弁 522字

質問本文

現在、厚生労働省の「母子健康手帳に関する検討会」が十年ぶりに開催され、母子健康手帳の様式改正に関する検討が行われていることと承知している。

当該検討会において「便色調カード」の導入について検討されているところであるが、現行の母子健康手帳には文章で胆道閉鎖症に関わる便の色についての注意喚起が記載されているが、視覚で確認できる色についての共通基準がなければ、保護者はもとより、医師も見落としてしまいやすい問題がある。

先天性胆道閉鎖症は、現在の医学において原因が究明されておらず、他に有効な早期発見手段も確立されていないのが現状である。また、生後六十日以内に発見・手術を行うことができなければ、状態が急速に悪化していくために、何よりも早期発見・早期治療が重要である。そこで、以下質問する。

一 同カードを母子健康手帳に綴じ込み、視覚による注意喚起を促すことにより、胆道閉鎖症に限らず、乳児における様々な疾患の早期発見・早期治療に繋げなければならないと考える。本年八月二十三日、衆議院厚生労働委員会において、小宮山厚生労働副大臣(当時)は、同カードの活用について積極的に検討すると答弁しているが、同カードの導入について政府の見解を明らかにされたい。

二 自治体及び医療機関は、胆道閉鎖症の疑いがある乳児に対して、どのような支援を行っているのか、また、今後どのような支援を行うのか、政府の承知するところを明らかにするとともに、このことに対する政府の支援策を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「便色調カード」については、母子健康手帳や今後の母子保健施策について検討する厚生労働省の「母子健康手帳に関する検討会」において、本年十一月四日に、「便カラーカードを母子健康手帳と一体的に利用できるようにすることが適当である」とする報告書が取りまとめられたことを踏まえて、今後、その普及の方法を検討することとしている。

二について

市町村(特別区を含む。以下同じ。)においては、妊娠の届出をした者に対して母子健康手帳を交付することにより、乳児の「便の色がうすい黄色、クリーム色、灰白色で、白目(しろめ)や皮膚が黄色~黄緑色である場合」は早期に医療機関を受診するよう注意を促すとともに、乳児の保護者に対して母子保健法(昭和四十年法律第百四十一号)に基づく保健指導等を行うことにより、胆道閉鎖症の早期発見及び早期治療に努めていると承知している。

また、厚生労働省としては、本年度中に厚生労働科学研究費補助金成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業の研究班が作成することとしている胆道閉鎖症に係る相談に対応するためのマニュアル等を周知することにより、胆道閉鎖症の早期発見及び早期治療のための市町村及び医療機関の取組を支援してまいりたい。

参議院の原文

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