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TPPマレーシア会合に関する質問主意書
参議院 第184回 第4号お答えすることは困難 ×1個別の事案 ×1
質問本文
本年七月、TPPマレーシア会合が開催され、日本政府も参加した。しかし、この会合で何が話し合われ、日本政府が何をしたのかについては、全く伝えられていない。TPPは言うまでもなく、関税の撤廃と非関税障壁の撤廃をその原則とし、国民生活と日本の農林水産業に甚大な打撃を与えるものであり、国民の関心は極めて高い。それにもかかわらず、情報が国民に伝えられていないことは、極めて重大な事態であり、許すことはできない。ついては、以下質問する。
一 日本政府は、TPPの秘密保持に関する契約に署名をしたと伝えられている。この秘密保持契約の内容は、二〇一一年にニュージーランド外務貿易省のホームページに公表されているとされるが、その内容を明らかにされたい。
二 前記一の秘密保持契約の署名者の氏名と肩書を明らかにするとともに、この署名については安倍首相の指示の下に行われたのかどうか明らかにされたい。
三 日本政府は、今後二国間協議を進めるとしているが、その協議内容も前記一の秘密保持契約の対象となるのか。
四 前記一の秘密保持契約違反の事案が明らかになった時はどのような取扱いになるのか。
五 安倍内閣は、TPPに関する情報は極力公開し、国民的議論を進めるとしているが、秘密保持契約署名は、真っ向から反するものではないか。
六 今回のマレーシア会合には、日本政府は、百人規模の交渉団を派遣したとされているが、交渉団各員の氏名と出身省庁での肩書を明らかにされたい。
七 今回のマレーシア会合に日本が参加するために要した経費額と、その経費額がどの予算によって支出されたかを明らかにされたい。
八 日本政府は、TPP参加国の交渉官に対して日本酒を贈与したと報道されているが、イスラム教国の交渉官にも贈与したとして顰蹙を買っている。なぜそのようなことをしたのか。また、銘柄名と選んだ理由、さらに、贈答本数とそれに要した経費額を明らかにされたい。
九 今回のマレーシア会合で日本政府は、農林水産分野の重要五品目の関税撤廃からの除外の方針を関係国に説明をしたのか。説明をしていない場合には、その理由を明らかにされたい。
十 政府は、国会に対して、マレーシア会合の報告をすべきと考えるが、政府の見解を示されたい。報告をすべきではないと考える場合には、その理由を明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一、三及び四について
我が国は、TPP協定交渉に参加するに当たって、交渉参加国間で合意された手続をとった中で秘密保護に関する書簡を交換したが、当該書簡については、TPP協定交渉参加国との信頼関係もあり、詳細についてお答えすることは差し控えたい。
二について
政府の一元的なTPP協定交渉体制を確立するため内閣総理大臣決定により設置された内閣官房TPP政府対策本部の首席交渉官であり、かつ、閣議決定により政府代表に任命された鶴岡公二が、交渉参加のためにとった手続の中で秘密保護に関する書簡を交換した。
五について
TPP協定交渉に関する情報については、外交上のやり取りでもあるため、公開できないものが含まれるが、公開できるものについては、状況の進展に応じて、しっかりと国民へ提供していく考えである。
六について
マレーシア会合へ派遣した日本政府交渉団は、TPP政府対策本部の鶴岡首席交渉官、大江首席交渉官代理及び佐々木国内調整総括官を含め、内閣官房十六名(他省庁との併任者を除く。)、総務省二名、外務省二十九名、財務省六名、厚生労働省四名、農林水産省十六名、経済産業省十二名、国土交通省四名、環境省一名、金融庁二名及び文化庁一名の計九十三名である。
七について
お尋ねの経費については、内閣官房等日本政府交渉団に参加した各省庁の予算で支弁する予定であるが、現在、精算の手続を行っているところであり、現時点で具体的な金額をお示しすることは困難である。
八について
我が国は、マレーシア会合中に、TPP協定交渉参加国の交渉官等との人脈の構築等を進めるため、我が国主催の非公式会合を主催した。その機会に、東日本大震災の被災地の復興支援の観点から、被災地で生産される以下の日本酒を用意した。それぞれの銘柄の本数及び購入に要した金額は、次のとおりである。
七福神大吟醸三十本 二万二千五百円
花春大吟醸三十本 二万二百九十一円
あさ開純米大吟醸三十本 二万四百九十円
雪小町大吟醸生原酒三十本 一万五千七百五十円
奥の松全米吟醸三十本 一万四千百九十円
九について
交渉に係る個別具体的な内容についてお答えすることはできないが、我が国として、守るべきものは守り、攻めるべきものは攻めることにより、国益を最大限に実現するという基本的姿勢を明らかにしたところである。
十について
これまでも国会においては、本会議や関連委員会において、TPP協定交渉については真摯に説明しているところであり、今後とも適切に対応してまいりたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。