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政府情報システムのクラウド化とセキュリティ認証評価プログラムに関する質問主意書

参議院 第186回 第38号検討してまいりたい ×1

提出者
参議院
提出日
2014年3月7日
内閣転送 2014年3月12日
答弁書受領日
2014年3月18日
提出から11日
答弁の項目数
3
質問 1,744字/答弁 422字

質問本文

平成二十五年六月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」においては、「二〇一八年度までに現在の情報システム数(二〇一二年度:約千五百)を半数近くまで削減するほか、業務の見直しも踏まえた大規模な刷新が必要なシステム等特別な検討を要するものを除き、二〇二一年度を目途に原則全ての政府情報システムをクラウド化し、拠点分散を図りつつ、災害や情報セキュリティに強い行政基盤を構築し、運用コストを圧縮する(三割減を目指す)。」とされている。これを踏まえ、同年十二月に開催された各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議においては、政府情報システム改革ロードマップが取りまとめられているが、二〇一八年度までに各府省の個々の情報システムについて統廃合等を進めることについては具体的な計画が示されているものの、クラウド化する二〇二一年度までの計画はまだ具体化されていない。

欧米諸国では、米国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology)が定義するパブリック・クラウドの分野において急速な技術革新及び利用拡大が進む状況を踏まえ、民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスを最大限活用することにより、災害や情報セキュリティに強い行政基盤の低コストでの構築及び運用が推進されている。米国では、クラウド・ファースト・ポリシーの下で、統一されたリスク管理アプローチの下に構築されているFedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program)というクラウド・サービスのセキュリティ評価、認可、継続的なモニタリングの標準化されたアプローチを提供するプログラムが構築されており、民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスによるFedRAMP要件への準拠が進みつつある。実際、米国においては国務省や財務省など多くの省庁により民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスの利用が進行している。英国においても、全ての政府情報システムにおいて民間パブリック・クラウド・サービスの導入検討を必須とするパブリック・クラウド・ファースト・ポリシーが掲げられ、G-Cloud Information Assuranceという米国のFedRAMPと同様の枠組みを構築することにより、民間企業が提供するセキュリティが確保されたパブリック・クラウド・サービスの政府機関による迅速な調達を推進している。

一方、内閣官房情報セキュリティセンターは、政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群を策定するため、その案をパブリックコメントに付したところであるが、FedRAMPやG-Cloud Information Assuranceのような民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスに関するセキュリティ認証評価プログラムについての記載は見られず、二〇二一年度までのクラウド化に向けた目標が達成できるのか、疑問に感じている。

ついては、我が国政府においても、政府情報システムのクラウド化の加速に向けて、民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスに関するセキュリティ認証評価プログラムの導入が必要であるとの観点から、以下質問する。

一 二〇二一年度を目途に原則全ての政府情報システムをクラウド化するという趣旨は、民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスの利用を想定しているのか、明らかにされたい。

二 現在、政府情報システムにおいて、既に民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスを利用している件数又はその割合について、政府の承知するところを明らかにされたい。

三 二〇二一年度までのクラウド化に向けた目標達成のために、米国のFedRAMPのような民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスに関するセキュリティの認証評価プログラムの必要性について、政府の認識を明らかにされたい。

四 我が国における民間企業が提供するパブリック・クラウド・サービスに関するセキュリティ認証評価プログラムの導入に向けた検討状況及び今後のスケジュールについて明らかにされたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

「世界最先端IT国家創造宣言」(平成二十五年六月十四日閣議決定)において、「二千二十一年度を目途に原則全ての政府情報システムをクラウド化」することとしている点については、現在、政府において整備・運用を行っている政府共通プラットフォームを活用することに加えて、必要に応じて、民間企業が提供するSaaS等のクラウドサービスを利用することも想定している。

二について

政府情報システム改革ロードマップ(平成二十五年十二月二十六日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)に掲載している千三百六十三の情報システムのうち、民間企業が提供するSaaS等のクラウドサービスを利用しているものは、平成二十六年三月十二日時点で五十七システムであり、その割合は約四・二パーセントである。

三及び四について

御指摘の「パブリック・クラウド・サービスに関するセキュリティの認証評価プログラム」については、その必要性の有無を含め、今後検討してまいりたい。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

検討してまいりたい ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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