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オープンイノベーションと未来投資の促進・加速による我が国産業界の成長の後押しに関する質問主意書

参議院 第198回 第54号

提出者
参議院
提出日
2019年5月13日
内閣転送 2019年5月15日
答弁書受領日
2019年5月21日
提出から8日
答弁の項目数
3
質問 841字/答弁 914字

質問本文

各国で競い合うように実用化を推進しているIoT、AI、ロボティクス、5G、量子コンピューティング等の革新的技術や、それらを利活用したビジネスモデルの創造には、異業種・異分野の人材や技術、データ等を幅広く融合させる、いわゆる「オープンイノベーション」が成功の鍵を握ると言われている。しかし、世界の一部では、データ争奪戦で他国を利さないとの観点から、自国内にデータ等を囲い込む「データローカライゼーション」等の国内規制に走ったり、自国の規格等をとにかく国際標準にしようとする、狭量な主導権争いの芽が出始めている。こうした国際社会の動向の中、我が国としては、オープンイノベーションを広く呼びかけ、国内外で促進・推進すると同時に、我が国産業界の成長を後押しするために、人と社会の未来を見据えた先行投資、いわゆる「未来投資」を促進し、加速させる必要がある。加えて、世界各国と連携し、その経済成長を取り込むことも重要であり、中でも、著しい成長が見込まれる新興国や地域等との経済連携や、我が国が保有する社会インフラ等の技術輸出等をより一層積極的に推進する必要があると考え、以下のとおり質問する。

一 オープンイノベーション等の国内外における促進・推進、国際標準の策定における適切な主導権の確保、革新的技術の実用化や新ビジネスモデルの創出に資する国内体制の整備をより一層加速するべきと考えるが、政府の見解及び取組みを明らかにされたい。

二 世界に先駆けてイノベーションを生み出す研究開発やその土壌をつくるための設備投資の促進、また、知的財産の有効活用等を含め、我が国産業界の持続可能な発展に向けた未来投資をより一層強力に促進するべきと考えるが、政府の見解及び取組みを明らかにされたい。

三 世界各国との経済連携や社会インフラ技術の輸出促進等、激化するグローバル競争に我が国産業界が勝ち抜くための環境整備をより一層強力に後押しするべきと考えるが、政府の見解及び取組みを明らかにされたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の「オープンイノベーション等の国内外における促進・推進、国際標準の策定における適切な主導権の確保、革新的技術の実用化や新ビジネスモデルの創出に資する国内体制の整備」は重要であると考えており、「日本オープンイノベーション大賞」の表彰を通じた先導性・独創性の高いオープンイノベーションに係る取組の促進、戦略的な国際標準化推進に向けた官民の適切な役割分担と省庁や産業分野を越えた連携の下での体制整備、革新的な技術やビジネスモデルの実用化の可能性を検証し実証により得られたデータを用いて規制の見直しにつなげるプロジェクト型「規制のサンドボックス」の利用促進等に取り組んでいる。

二について

御指摘の「世界に先駆けてイノベーションを生み出す研究開発やその土壌をつくるための設備投資の促進、また、知的財産の有効活用等を含め、我が国産業界の持続可能な発展に向けた未来投資をより一層強力に促進する」ことは重要であると考えており、「未来投資戦略二〇一八」(平成三十年六月十五日閣議決定)に基づく基礎研究から実用化・事業化までも見据えた戦略的イノベーション創造プログラム等の推進、一定のサイバーセキュリティ対策が講じられたデータ連携・利活用により生産性を向上させる取組において必要なシステム等の導入を支援する税制措置、「知的財産推進計画二〇一八」(平成三十年六月十二日知的財産戦略本部決定)に基づくデザイン経営によるイノベーション創出及びブランド構築の促進並びに地方・中小企業・農業分野の知財戦略強化支援等を実施している。

三について

御指摘の「世界各国との経済連携や社会インフラ技術の輸出促進等、激化するグローバル競争に我が国産業界が勝ち抜くための環境整備をより一層強力に後押しする」ことは重要であると考えており、現在進行中である種々の経済連携協定交渉の促進等を通じて、各国との間で市場アクセスの改善や多種のルールの整備等による経済連携の強化を図っていくとともに、「インフラシステム輸出戦略(平成三十年度改訂版)」(平成三十年六月七日経協インフラ戦略会議決定)に基づき、インフラシステム輸出による経済成長の実現に取り組んでいる。

参議院の原文

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