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農家必需物資配給に関する質問主意書

参議院 第5回 第19号

提出者
参議院
提出日
1949年3月5日
内閣転送 1949年3月10日
答弁書受領日
1949年3月17日
提出から12日
答弁の項目数
2
質問 319字/答弁 699字

質問本文

農家は食糧増産に日夜腐心し最善の努力を払い供出割当の完遂は固より超過供出にも積極的に協力する熱意を充分にもつている次第である。

之に対し増産の主要条件である肥料の配給量が余りにも僅少で、且又、季節外れの遅配である等誠に不安定である為、増産意慾が削減されるという実情である。

政府は超過供出要望と相俟つて増産源泉とも云うべき肥料の充分なる配給をすべきである、として農家は切実にその増数を要望している。

政府はこの要望に対して如何なる対策があるのか、処見を問う。

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参議院の原文・経過

政府答弁書

一、現在の肥料配給量について

現在の国内肥料の生産能力は年間窒素質肥料約一六〇万トン、燐酸質肥料一三四万トン、加里質肥料については殆んど云うべきものがない状態であるが、昭和二十三年(暦年)の生産実績は、生産資材の不足等のため、窒素質肥料一一二万トン、燐酸質肥料九九万トンに過ぎない。

現在程度の配給量を確保するためには、連合軍の好意による(ガリオア資金による)窒素質肥料(硝安)三三万トン、及び加里質肥料一五万トン以上の輸入に依存している状況である。

尚燐酸質肥料の原料である燐鉱石についても、全量外国から輸入しなければならないのである。

政府としては肥料の配給量を現在以上に増量するために、極力国内肥料生産の向上を図ると共に、更に肥料の輸入を増加すべく努力中である。

二、肥料の適期配給について

御承知のごとく肥料の生産、すなわち供給は恒常的であるが、これを消費する農業においては、需要の季節性が顕著であり、これが調整を如何にするかという点では幾多の困難があるが、本年度の春肥については、本年初頭農林次官訓令をもつて関係行政庁に対して末端の肥料割当を二月二十日迄に完了する様指示するに共に、肥料配給公団に対しては逐次入荷する肥料を遅滞なく指定肥料取扱業者に配給するよう厳重に指示している。

二月二十日現在では春肥総割当量に対して、窒素質肥料約三〇%、燐酸質肥料も約二〇%が夫々農家に配給されている状況である。

肥料購入資金の逼迫している向に対しては、去る二月十二日より農業手形制度が実施されているので、本年の春肥は、施肥期迄に総割当量のうち、基肥として必要な量を農家に配給し得るものと思つている。

参議院の原文

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