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新集荷制度実施に伴う食糧事務所の事務の実情に関する質問主意書
参議院 第6回 第22号
質問本文
本件に関し、さきに質問第六号に対する答弁書を受領したが、重ねて左の諸点を明らかにせられたい。
一 前回の質問に対する答弁書によると、新集荷制度による支払証票発行業務は、発行枚数が多数であり、生産者に交付される以前にこれが正否を検討して過誤を防止するための他の機関がなく、食糧検査官はその発行について特に慎重を期する必要があるとのことである。ところが、支払証票の金額計算及び記載は、集荷業者又は農協に行わしめ、検査官は単に捺印するに過ぎない場合が多いと聞くのである。これが果して事実であるかどうか。これが事実とすれば、過誤の大きな原因をなしているのではないかと思われるが、これに関する実情を承りたい。
二 答弁書によると、定員法施行に伴う人員減少のため、検査並びに代金支払に支障を来す虞れがあつたので、臨時職員で一部を補充し、今日までどうやら支障のないようにやつている実情であるとのことである。検査並びに代金支払につき、非常勤職員は一般職員と同じような権限をもつているのかどうか疑義があるが、これらが、どうなつているのか明らかにせられたい。
三 支払過誤の情況並びに原因について一応の答弁があつたが、重大な問題であるから、二十三年度の実情につき重ねて左の諸点を具体的に示されたい。
1 運送実績と運賃支払額の基礎となつた数量との比較
2 製品の買入数量と加工賃支払の基礎となつた数量との比較
3 業務上の買入数量と経理上の買入数量との比較
4 業務上の超過供出数量と経理上の超過供出数量との比較
四 岩手県に於て、食糧事務所の検査員が自殺した事件があつたが、此の原因は、公務執行に関するものであるかどうか。その事情を承りたい。
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政府答弁書
一、支払証票発行の業務は迅速且つ正確に行わねばならないのであるが食糧検査官は、さきに答弁せるごとく、人員の不足により的確に支払証票の事務をなすことができないのみならず、検査官は殆んど技術者であるため、一部に経理事務は不慣れ等の理由から、支払証票の金額計算並にその他記載は指定集荷業者に行わしめ、支払証票発行に当り検討することとなつているが、時期的には的確なる過誤の発見にいたらないものもあり、遺憾ながら只単に捺印するに過ぎない結果と同様なる結果になる場合があるので之が防止に全力を注いでいる。
二、定員法施行に伴い食糧事務所は人員の増加を要するため、目下関係方面へ八、八八九人の増員を要求中であるが、非常勤職員は他の一般職員と同様に検査官に補職することは必ずしも適当でないので、検査並に支払証票発行等の基本的権限は原則として与えざることとし従つて単に検査官の補助的事項を処理せしめているに過ぎない。
三、
1.昭和二十三会計年度中
運送実績数量
一一五、四三〇、五三六個
二一、二一七、九四一キログラム
運賃支払の基礎となつた数量
一一五、四〇三、五三六個
二一、二一七、九四一キログラム
2.昭和二十三年度委託加工製品数量調
表
3.業務上の買入数量と称するものは需給推算上の操作に基く概算数字で従つて買入数量は経理上のもののみで別紙の通りである。
4.業務上の超過供出数量はこれを集計をなし対照をしていない。
四、岩手県において食糧事務所の職員が自殺した事件はあるが、この原因は診断書によれば縊死となつており、原因については分明でないが過労により心神の消耗によるものと思われる。
昭和二十三年度主要食糧買入金額調 二四、三、三一現在
種 類
単位
数 量
備 考
米穀類
個
七六、〇七九、〇三九、〇〇
キログラム
二、〇九七、九二六、四九四五
玄麦類
個
一九、〇三一、一六〇、〇〇
キログラム
一、三一六、一一六、九〇六五
麦製品
個
一四二、九九九、〇〇
キログラム
二四、〇五二、八五一
雑 穀
キログラム
三一八、三一二、四七五、八三五二
藷 類
貫
一、一七六、四二五、四七二、九一九
未利用資源
貫
七、八一八、七五〇、七三九
その他
食 糧
キログラム
一、八五一、一二五
輸入穀類
キログラム
一、七一四、九三六、〇四四、九六六
輸入砂糖類
キログラム
五三一、〇〇九、八八一、七五四
輸入鑵詰類
封度
四四、一一九、四六二、四六七六
輸入鑵詰類
(レーシヨン)
食
二、〇九六、二八二、六七八四
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