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インドシナ難民問題に関する質問

参議院 第88回 第4号

提出者
参議院
提出日
1979年9月4日
内閣転送 1979年9月5日
答弁書受領日
1979年9月11日
提出から7日
答弁の項目数
5
質問 616字/答弁 859字

質問本文

インドシナ難民問題に関する質問主意書

四十万人にものぼるインドシナ難民は、周知のように世界的問題となつており、難民自体の窮状は勿論のこと難民の流入している国の一部ではその対策に苦慮している。そしてこの政治問題化している難民問題は、今後短期間に解決できる見通しはない。わが国もその解決に努力をしていることは十分承知しているが、人道的立場から考えてもなお不十分と思われるので、以下の点について質問する。

一 わが国におけるインドシナ難民の状況(上陸者数・出国者数・出国先・定住者数など)はどうなつているか伺いたい。

二 わが国の狭い難民定住受け入れわく(五百人)に対しては、今年七月末までに難民総数が六万七千人を突破している香港など各国から批判が多いが、政府は定住受け入れわくを拡大する考えはないか伺いたい。

三 インドシナ難民を受け入れるために政府としてはいかなる態勢を整えているか、また今後いかなる態勢で望むつもりであるか伺いたい。

四 インドシナ難民に対する就職指導、雇用先のあつせん及び日本語教育を含めた教育措置が重要であるが、その具体的計画を伺いたい。

五 インドシナ難民のわが国への定住については難民の意志を尊重することになつているが、定住希望者は現在どれ位いるか伺いたい。

また、沖繩県西表島への難民受け入れ構想については地元住民の合意を得ていない点などで問題があるが、政府としてはどう考えているか伺いたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

昭和五十年以降、我が国に一時上陸した難民は、二千八百五十七人(上陸後我が国で出生した者五十三人を含む。)で、我が国滞在中に死亡した二人及び日本に定住した三人を除く二千八百五十二人のうち、千七百二十一人が既に出国し、千百三十一人がなお我が国に一時滞在中である。難民の出国先は、アメリカ千二百四十五人、カナダ百五十九人、ノルウェー八十八人、ベルギー六十一人、イギリス四十六人、スイス四十一人、パラグァイ三十二人、フランス二十二人、その他二十七人となつている。

他方、アジア地域に一時滞在中の難民で我が国に定住を許可されたものの数は二十家族六十五人であり、このうち既に我が国に入国済みのものは十三家族三十八人となつている(昭和五十四年九月六日現在)。

二について

政府は、当面五百人を目途にインドシナ難民の定住の実現に努めているが、今後定住化の進ちよく状況に応じ、定住枠を弾力的に漸次拡大を図ることとしている。

また、定住許可条件についても、本年七月大幅に緩和しており、かつ、その弾力的な運用にも努めている。

三について

インドシナ難民問題に関し、関係省庁が緊密な協力の下に一体となつて取り組み所要の対策の推進を図る体制を強化するため、本年七月、内閣にインドシナ難民対策連絡調整会議を設け、同会議議長直属の事務局を置く等の措置を講じたところであるが、今後とも関係各省の緊密な連携の下に、インドシナ難民の定住促進対策を推進していく所存である。

四について

我が国におけるインドシナ難民の定住を一層推進するため、日本語教育、職業指導、職業あつ旋等を含めた総合的な難民定住促進対策を実施することとし、目下その準備を整えつつあり、可及的速やかに実施したい。

五について

現在、我が国に定住許可を申請中のインドシナ難民の数は、六十三家族二百四十六人である(昭和五十四年九月六日現在)。

また、沖繩県西表島への難民受入れについての構想は、まだ、具体的な形で提案を受けていない。したがつて、政府として検討するには至つていない。

参議院の原文

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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

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