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那覇空港からの自衛隊基地の撤去等に関する質問

参議院 第91回 第3号

提出者
参議院
提出日
1980年1月29日
内閣転送 1980年2月2日
答弁書受領日
1980年2月29日
提出から31日
答弁の項目数
4
質問 786字/答弁 496字

質問本文

那覇空港からの自衛隊基地の撤去等に関する質問主意書

沖繩県は離島県であり、県外との交通手段は空路と海路に限られている。これらの交通機関を充実させることは、経済面のみならず、文化・社会の向上にも大きく貢献するものである。空路の拠点である那覇空港は、第二種空港として管理運営されているが、自衛隊基地との共用を余儀なくされ、純民間空港としての機能を十分に果たしているとはいい難い。特に本年の一月二十五日には、航空自衛隊那覇基地で空対空ミサイル・サイドワインダーが爆発事故を起こし、自衛隊員四人が死傷し、危険な空港であることが実証されている。

そこで以下の点について質問する。

一 那覇空港の最近一年間の利用状況はどうなつているか、民間機・自衛隊機及び米軍機別に着陸回数を示されたい。

二 前述の航空自衛隊那覇基地における事故の状況を示されたい。また事故の原因は何か、調査中であるというのであればいかなる態勢で調査をしているか、またいつまでに調査が終わるのか示されたい。

三 右の事故は、起こるべくして起こつた事故であり、今後同様の事故により民間への被害が生じないとも限らない。那覇空港の安全を図るためには同空港から自衛隊基地を早急に撤去すべきものと思うがどうか。

四 沖繩県が、国際観光ルートの一環として発展し、また経済・社会・文化の向上を図るためには、那覇空港からの自衛隊基地の撤去のほかに、同空港を第一種空港としての民間専用国際空港として建設することが必要である。現那覇空港は、西側海面に埋め立て可能な広大なリーフ地帯があり、後背地は、米軍・自衛隊用地も含め臨港産業に充分活用しうる地域があり、国際空港建設の立地条件として適している。

そこで政府は、わが国の航空体系の整備及び沖繩振興開発の見地から、民間専用那覇国際空港の早期建設を図るべきものと思うがどうか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

那覇空港における昭和五十三年の民間機、自衛隊機及び米軍機の着陸回数は、それぞれ二万二千七百二十六回、一万三回及び五十回である。

二について

昭和五十五年一月二十五日午前八時五十分頃、那覇市にある航空自衛隊那覇基地内の弾薬作業所において、南西航空混成団第八十三航空隊整備群装備隊武器小隊所属の隊員がサイドワインダーのロケットモーターを点検中、突然ロケットモーターが燃焼した。この事故により作業中の隊員一名が死亡、三名が負傷した。

航空自衛隊においては、事故発生後、直ちに航空幕僚監部監察官空将久松公郎を団長とする調査団を派遣した。

なお、事故原因については、できる限り早い時期に結論を得るよう鋭意調査中である。

三について

航空自衛隊那覇基地は、我が国の防衛上欠くことのできない重要な基地である。

今回の事故については、その原因を究明し、再発防止に努めるとともに、今後とも那覇空港の安全については、万全の措置を講じていく所存である。

四について

那覇空港の重要性は十分認識しているところであり、今後の航空輸送需要の増大に対しては、現滑走路の延長等により対応していきたいと考えている。

参議院の原文

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