ことばで探す › 衆議院 第107回
蚕糸行政ならびに商品取引業界に関する質問主意書
衆議院 第107回 第31号
質問本文
衆議院議長 原 健三郎 殿
蚕糸行政ならびに商品取引業界に関する質問主意書
私は、昭和六十一年十一月二十一日「蚕糸価格政策に関する質問主意書」を提出したが、政府の答弁は私の問題提起に対し、その本質をすり替えたものであつたことは誠に遺憾である。そこでとりあえず次の質問をする。
一 昭和六十一年十二月十八日付の時事通信の報道によると、「農林水産省農蚕園芸局の幹部は、十八日、生糸定期市場が暴落していることに関連して「重大な関心を持つて市場の動向を監視している。製糸業界が納会で一万二〇〇〇円で現受けすることに変わりがないし、あらゆる手段を用いても安定基準価格を維持させる」と言明した。さらに同幹部は市場で流された蚕糖事業団の来年一月以降の買い入れ継続が不可能、との予想について「そのようなことは全くない。来年の三月までは三万俵の枠で買い続けるものであり、これで十分と考えている。四月以降は新事業年度の枠になり余裕をもつて買い入れることができる」として「市場のうわさは制度に対する挑戦と受け止めている」と強い口調でこれを否定した。」とある。
蚕糸砂糖類価格安定事業団は、保管生糸のためすでに千九百五十二億円の長期借入金と四百七十五億円の欠損金をかかえているが、この報道が事実とすれば更にこれが増大することになり、先の会計検査院の指摘にも反することになる。
財政再建の折からどのように考えるのか、財政当局をはじめ関係省庁の見解を明らかにされたい。
二 私の「商品取引業界に投じられた豊田商事資金に関する質問主意書」に対する答弁書によると、「三及び四について(前半略)三社については、商品取引に対する信頼を確保する観点から厳正に対処するよう商品取引所を指導してまいりたい」としているが、その後、農林水産省は取引所に対しどのような指導をしたのか、具体的に説明されたい。
また、「信頼を確保する観点から厳正に対処する」としているが、いつ行うのか具体的に明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
蚕糸砂糖類価格安定事業団(以下「事業団」という。)は、繭及び生糸の価格について、その生産条件、需給事情等からみて適正な水準における安定を図ることにより、蚕糸業の経営の安定に資すること等を目的としており、このため、生糸の買入れ、売渡し等の業務を行うことができるとされているが、この事業団の業務については、御指摘に係る事業団の財政状況や会計検査院の指摘も踏まえ、繭及び生糸の価格安定に関する措置の改善を図るとともに事業団における生糸在庫の処理の円滑化を図るための措置を講ずることを目的として昭和六十年四月に改正された繭糸価格安定法(昭和二十六年法律第三百十号)及び蚕糸砂糖類価格安定事業団法(昭和五十六年法律第四十四号)に基づき行われているものであり、今後ともこの法律改正の趣旨に即した適正な運営を行つていく考えである。
二について
御指摘のあつた商品取引員の所属する商品取引所に対し、当該商品取引員について、商品取引に対する信頼を確保する観点から厳正に対処するよう指導しているところであり、今後更に指導してまいりたい。
右答弁する。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。