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伊丹飛行場拡張に伴う民家並びに農地の収用に関する質問主意書

衆議院 第13回 第2号

提出者
衆議院
提出日
1951年12月15日
内閣転送 1951年12月19日
答弁書受領日
1951年12月25日
提出から10日
答弁の項目数
0
質問 587字/答弁 378字

質問本文

衆議院議長 林 讓治 殿

伊丹飛行場拡張に伴う民家並びに農地の收用に関する質問主意書

大阪府池田市、豊中市及び兵庫県伊丹市の三市にまたがる連合軍使用の伊丹飛行場が、今回拡張される予定のもとにか、目下軍当局の命令によつて飛行場に接続せる民家数千戸を含む広汎なる農地に立ち入り測量が行われ、標示棒がたてられつつある。当該地域はさなきだに農耕地少く、これ以上農地を收用されることは農民にとつて致命的な打撃となるので、地元民の不安はきわめて深刻なものがあり、更に拡張の時期、方法についても全く知らされていないので、この不安は増大の一途をたどりつつある。よつて次の各項につききわめて詳細に答弁されたい。

一 地元農民はできるならば当該地域を收用の対象から除外されるよう強く念願しているが、政府にその念願を達成せしめうる対策があるか。

二 その念願が妥当なものと認め得る場合、政府はその要望を達成させるため連合軍当局との折衝等いかなる措置をとる用意があるか。

三 万一その念願が達せられない場合は、農家の農業経営及び作付の計画にも支障があり又今後の生活を営む上にも、重大な考慮を加えねばならないので、せめて收用の時期及び方法等についての公表をされたいが、政府は具体的に調査の上詳細に答弁されたい。

四 また、收用をされる場合の補償の内容についても調査の上明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

(一) 質問一、二、について政府の名において連合軍最高司令官に対し、調達を除外されるよう交渉することはできないが、被調達者の念願が妥当であると認められたならば、最高司令官に対して陳情の主旨を考慮してもらえるよう要請する用意がある。

しかし、最高司令官が調達を決定した場合は、政府としてはもはや何の対策もない。

(二) 質問三、について軍の調達は、特別調達庁に対して「調達財産調査書」を要求することに始まるが、この件については、未だ特別調達庁は右の調達財産調査書を要求されていない。従つて、時期その他一切は不明である。

(三) 質問四、について連合軍の調達は、調達要求書に基いて、その財産が国の所有に属するもの以外のものは、原則として、民法上の賃貸借契約によつて借り上げることを建前としているので、この借上げによつて通常生ずる損失は補償される。

右答弁する。

衆議院の原文

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