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航空自衛隊施設整備等に関する質問主意書

衆議院 第38回 第3号

提出者
衆議院
提出日
1961年2月1日
内閣転送 1961年2月4日
答弁書受領日
1961年2月10日
提出から9日
答弁の項目数
0
質問 709字/答弁 1,023字

質問本文

衆議院議長 ※(注)※(注)一※(注) 殿

航空自衛隊施設整備等に関する質問主意書

一 昭和三十六年度における航空自衛隊の施設整備計画の内容(新設又は、拡張の個所、名称、経費、規模等)について明らかにされたい。

二 右施設整備計画中、鳥取県境港市に設置されている輸送航空団飛行場の滑走路を新設又は拡張して、ジェット機戦闘実戦基地とする計画といわれているが、事実か否か明らかにするとともに新設又は拡張する場合の計画を詳細に明示し、次の事項について明らかにされたい。

(一) 測量、着工、完成の予定年月日

(二) 新設又は拡張が、目下進行中の中海干拓淡水化事業計画に重大な影響を及ぼすと考えられるが、農林省等関係省と連絡協議等を行なつたかどうか。

(三) 昭和三十五年八月、源田空将が美保基地を訪れた目的は何か。

(四) 本年一月、島根県庁に航空自衛隊美保基地輸送航空団基地業務群本部吉野静夫二等空尉を派遣した事実があるが、その目的は何か。

(五) 本年一月美保基地周辺の国有地と民有地の境界調査の測量が行なわれているが、その目的は何か。

(六) 公有水面埋立法に基づき、建設大臣等より鳥取、島根両県知事に対し、所要の手続きを要請した事実の有無及び今後の方針。

三 美保飛行場の拡張又は新設に伴う漁業補償その他補償に対する方針及び具体的措置。

四 ジェット機による教育施設、騒音防止対策工事費補助金中、美保基地関係の計画及び予定する金額を明らかにされたい。

五 美保飛行場に新しく設置されんとする航空自衛隊の名称及び配属される機種、自衛隊員の員数並びにその規模等に関係ある必要な事項と方針を明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 昭和三十六年度航空自衛隊施設整備費は、歳出予算二、八〇六百万円、国庫債務負担行為額一、〇七三百万円を計上している。計上額のおもな内容は、別添のとおりである。

二 次期航空団の基地として拡張を考えているが、調査測量も実施していない現在では計画の詳細は決められない状況である。

(1) 地元の情勢が調査測量を実施できる段階になれば実施したい。

着工すれば工期は、おおむね三ヵ年である。

(2) 調査測量を実施しなければ影響の有無については明確にならない。

農林省等関係省との連絡協議は、正式には行なつていない。

(3) 源田空将が昨年八月美保基地を訪れたのは、航空幕僚長として初巡視を目的としたものである。

(4) 輸送航空団基地業務群司令は、美保基地周辺の情況を掌握するため、吉野二等空尉を島根県庁へ派遣し、県の干拓計画について話をきかせたものである。

(5) 現在防衛庁において使用中の国有財産を所管替申請する目的で三十五年十二月から向こう三ヵ月の予定で測量を実施中である。

(6) これまで何らの手続をとつていない。

三 調査測量を実施していないので、実施計画が定まらずしたがつて漁業等に及ぼす影響については明確でない。

将来、漁業に損失を生ずれば当然補償を考慮する。

四 騒音については、地形、風向等の影響によつて被害状況も異なつてくるので、滑走路の位置が未決定の現在では、騒音被害の範囲について決定できない。

五 昭和三十八年度において美保飛行場が完成された場合は、ジェット機(F86型を予定する。)をもつて編成する航空団を配置し、人員規模は一、五〇〇名前後とする予定である。

右答弁する。

別添

施設整備費の内訳

一 航空警戒管制団基地整備(二十四箇所)として二九三百万円(別に国庫債務負担行為額二六五百万円)

二 築城基地平行滑走路整備の一部等として一九三百万円

三 小月基地の護岸工事として四六百万円(別に国庫債務負担行為額五〇百万円)

四 小松基地の用地買収、道路整備等として二二七百万円(別に国庫債務負担行為額九六百万円)

五 芦屋基地の用地買収、基地整備等として三四二百万円

六 通信建設工事(全国工事)として一一三百万円(別に国庫債務負担行為額五四百万円)

七 航空団基地建設として七二五百万円(別に国庫債務負担行為額四五二百万円)

八 千歳基地の平行滑走路整備の一部として六六〇百万円(別に国庫債務負担行為額五四百万円)

衆議院の原文

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