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広島大学附属福山中学校の入試における第二次試験(抽選)の制度の廃止に関する質問主意書
衆議院 第154回 第29号
質問本文
広島大学附属福山中学校の入試における第二次試験(抽選)の制度は、合理的理由によらず、合否を判別するものであり、幼い受験生を深く傷つけてしまうものと解釈でき、早急な改正が求められると考えられます。
従って、次の事項について質問致します。
一 広島大学附属福山中学の入試においては、少なくとも、三七年前以前から第二次試験(抽選)の制度を採用しています。これは、第一次試験で学力試験を実施し、定員の約一・五から二倍の者を合格者とし、第二次試験として、クジにより最終合格者を決定するものです。
国立中学ゆえに、成績のみで選抜ができないとの事ですが、予め募集要項に告知されているとはいえ、あるいは、受験生自ら引いたクジの結果であるとはいえ、偶然の輸えいにより、合否を決定するものであり、合理的理由のないことによる結果を、否が応でも、受け入れざるを得ないという制度は、わずか十二歳の受験生にとっては、極めて残酷です。
何十年も前に一部の大人が、机上で考えた制度により、多感な時期に遊びたい気持ちを抑制し、勉強に励んだ子どもたちを、一旦は合格の喜びを与え、もう少しで最終合格という希望をもたせながら、突如として不合理な理由で傷つけてしまう表記制度は、我が国が批准する、子どもの権利条約第三条、公的機関による各種制度は子どもの「最善の利益」のために存在し、運用されなければならない、に明らかに違反しています。
一日も早く、一年でも早く廃止され、不合理な理由で泣かされる子どもたちを、これ以上、増やさないよう、速やかな対応をされたく、希望しますが、この制度を廃止できない理由をできるだけ具体的に回答ください。
右質問する。
政府答弁書
国立大学又は国立大学の学部に附属して設置される学校(以下「附属学校」という。)は、通常の学校としての教育を行うほか、国立学校設置法施行規則(昭和三十九年文部省令第十一号)第二十七条の規定により、「その附属学校が附属する国立大学又は学部における児童、生徒又は幼児の教育又は保育に関する研究に協力し、及び当該国立大学又は学部の計画に従い学生の教育実習の実施に当たる」ものとされていることを踏まえ、昭和四十四年十一月六日の教育職員養成審議会の「国立の教員養成大学・学部の附属学校のあり方について(建議)」においては、附属学校の「普通学級は、教育研究および教育実習のいずれの観点からも、教育上特別の取り扱いを必要とする児童・生徒を除き、できる限り素質・能力や家庭環境等が多様な児童・生徒をもって編制するように努める必要があ」り、その「入学者選抜にあたっては、まず、素質・能力等の関係で教育上特別な取り扱いを必要とする児童・生徒を除くためのテスト、面接等を行ない、その結果、なお志願者が定員を上回る場合には、抽せんによって合否を決定する」ものとされた。
文部科学省は、この建議の趣旨に沿って入学者選抜が行われるよう指導しており、これを受け、各附属学校は、その実情に応じて入学者の選抜方法を決めているところ、現在、御指摘の広島大学附属福山中学校を含め、国立大学又は国立大学の学部に附属して設置されている中学校のほとんどが、テスト、面接等と抽選の組合せにより入学者選抜を行っている。このような選抜方法は、右に述べた附属学校の役割等に合致した適切なものであると考えている。
なお、附属学校の入学者選抜方法については募集要項等において事前に公表されており、小学校を卒業する見込みの者やその保護者は、これを踏まえて、進学先として入学者選抜方法が異なる国・公・私立のいずれかの中学校を選択することが可能であることから、右に述べたような選抜方法を採用することが、児童の権利に関する条約(平成六年条約第二号)第三条の規定又はその趣旨に反するものとは考えていない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。