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徳島県における自衛官死亡捜査に関する質問主意書

衆議院 第160回 第57号承知していない ×2個別の事案 ×2

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2004年8月5日
内閣転送 2004年8月6日
答弁書受領日
2004年8月11日
提出から6日
答弁の項目数
3
質問 1,342字/答弁 541字

質問本文

平成十一年十二月二十六日徳島県阿南市において、海上自衛隊江田島第一術科学校に勤務する三笠睦彦氏(当時三十三歳)が、遺体で発見された。

本事件の捜査に関して、徳島県警が再三捜査をやり直したとされ、異例の事態になっている。度重なる再捜査にもかかわらず、「自殺」とする死亡原因の見解を変えていない。しかし、解剖医の説明、遺体の発見状況、新たに発見された目撃証言等を検証すれば、捜査当局の捜査方法及び見解に大いなる疑問を抱かざるを得ない。

既に、本事件は、マスコミ等で報道されており、国民的な関心の高さを痛感する。しかしながら、捜査当局に関しては、以下のとおり、矛盾や問題点があり指摘しておく。

昨今、警察当局の威信が問われている。

警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)第一条及び第二条を肝に銘じ、公共の安全と秩序の維持、国民個人の生命、身体及び財産の保護に任じていただきたい。

【本事件に関する捜査上の矛盾及び問題点等について】

三笠睦彦氏の遺体発見状況等に関し、

・発見状況

遺体は、高さ十五メートルの橋の直下から四・二メートルの地点で発見される。

橋には、欄干があるために、助走ができないことを考えると、物理的に遺体発見位置までは、自力で飛ぶことは不可能である。

肋骨及び胸骨の陥没骨折による胸部大動脈損傷のための出血性ショックが直接的な死因であるとされた。なお、大動脈周辺の臓器に損傷はなく、大動脈のみが切断されていることから、作用面が小さな鈍体にピンポイントで当たったと推測される。

・同氏が運転していた車両状況について

同氏が運転していた車両の運転席天井部には、鉄パイプでたたかれたような痕跡があった。

・目撃証言

遺族の懸命の努力により、事件当日に現場で同氏の車両と共に二台の車両が停車していたという目撃証言者が見つかっている。

オートバイに乗車した二人組が、棒状のようなもので白い乗用車をたたいていたという、他の目撃者証言と一致する点。

・捜査当局における問題点について

当初から「自殺」という前提で初動捜査がおこなわれており、自殺を否定するような証拠に関しては、一切受け付けないという態度であった。

・再捜査においても、車両監視システムも使用していない。

・目撃者に対しても、当初からその証言を否定する態度で証言の裏づけを一切とらない。

・本事件に関して、徳島県警刑事部捜査一課次長並びに同課長補佐は、平成十三年三月六日遺族に対して、エアーバッグにより胸部大動脈が損傷したと遺族に対して説明している。

第一 以上を踏まえ、政府として、本事件の真相究明に関してどのように取り組むべきであるか、見解を示されたい。また、右記に指摘した問題点等に関し、政府はどのような認識をされるか、所見を問う。

第二 エアーバックの危険性、特に胸部大動脈損傷が起こり得る危険性に関して、予見していたか。また、これまでエアーバックにより胸部大動脈損傷が起こった例はあるか明らかにされたい。

第三 エアーバックによる胸部大動脈損傷が起こったとする徳島県警の見解が正しいとすれば、政府として、今後エアーバックの安全性の確保に関して、どのような対策を講ずるべきであるか、明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

第一について

お尋ねの事件については、徳島県警察及び徳島地方検察庁において、所要の捜査を尽くしたものと承知している。また、御指摘の問題点等については、個別具体的な事件における捜査機関の活動内容にかかわる事柄であるので、答弁を差し控えたい。

第二について

一般に、シートベルトを着用していない等のため運転者の上体の拘束が十分でない場合に、事故発生時に身体がエアバッグに衝突し、胸部、腹部等に何らかの傷害を受ける危険性があることは、従来から認識しているところである。また、これまでエアバッグにより胸部大動脈損傷が起こった例については、承知していない。

第三について

個別具体的な事件における捜査機関の判断にわたる事項については、答弁を差し控えたい。一般に、エアバッグにより胸部大動脈損傷が起こり得るかどうかについては承知していないが、エアバッグについては、シートベルトの適切な着用を前提としているものであって、運転者等がハンドルにもたれかかったり、ダッシュボードに足をかけたりしている場合には、何らかの傷害を受ける危険性があることは認識しており、これらの危険性について、国土交通省のホームページ等に掲載しているほか、関係団体の協力を得て、自動車の使用者に対して啓発しているところである。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

承知していない ×2個別の事案 ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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