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喫煙あるいは飲酒が国家財政に与える影響に関する質問主意書
衆議院 第162回 第70号お答えすることは困難 ×4
質問本文
昨今、アメリカ及びヨーロッパを中心に公共の場での禁煙実施が加速し、日本でも同様の動きが進み、大きな社会的関心事となっている。また、酒は百薬の長ともいわれ、日本でも古来より嗜まれてきたが、同時に過度のアルコール摂取によるアルコール依存症などの問題も引き起こしてきた。そのような情況を踏まえて次の事項について質問する。
一 喫煙者と非喫煙者では男女別で平均寿命、健康寿命にどれだけの違いがあるか。
二 飲酒者と非飲酒者では男女別で平均寿命、健康寿命にどれだけの違いがあるか。
三 たばこ類の販売による税収はいくらか。また、喫煙による健康被害が、健康保険財政、年金財政のそれぞれにどれだけの影響を与えているか。
四 酒類の販売による税収はいくらか。また、飲酒による健康被害が、健康保険財政、年金財政のそれぞれにどれだけの影響を与えているか。
五 以上を踏まえて、二〇〇二年二月二十一日の衆議院予算委員会で当時の坂口厚生労働大臣、塩川財務大臣に対する質問とその答弁を踏まえ、現在までに政府としてどのような試算を行ったか明らかにされたい。またそのうえで、国家財政に貢献したいと願う国民は、喫煙すべきか、禁煙すべきか、また、飲酒すべきか、禁酒すべきか、政府の見解はいかがか。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
喫煙者と非喫煙者及び飲酒者と非飲酒者の男女別の平均寿命及び健康寿命の違いについては、喫煙及び飲酒の影響による死亡率の変化等試算に必要となる基礎的な数値等の資料がないため、現時点でお答えすることは困難である。
三について
たばこ類の販売による税収については、国及び地方のたばこ税(たばこ特別税を含む。)として、平成十七年度予算及び平成十七年度地方財政計画において二兆千八百四億円を見込んでいる。
一方、喫煙による健康被害の健康保険財政への影響については、喫煙の影響による疾病のリスク、医療費の増加額等に関して確立した知見はないため、また、年金財政に対する喫煙の影響については、喫煙の影響による死亡率の変化等試算に必要となる基礎的な数値の資料がないため、現時点でお答えすることは困難である。
なお、厚生労働省が所管する平成十三年度の厚生科学研究費補助金により行われた「たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究」(主任研究者油谷由美子)においては、一定の前提の下、喫煙により増加する医療費が、平成十一年度において年間一兆三千億円に上るとの試算も行われている。
四について
酒類の販売による税収については、酒税として、平成十七年度予算において一兆六千二百五十億円を見込んでいる。
一方、飲酒による健康被害の健康保険財政及び年金財政への影響については、飲酒の影響による疾病のリスク及び死亡率の変化等試算に必要となる基礎的な数値の資料がないため、現時点でお答えすることは困難である。
五について
喫煙及び飲酒による健康保険財政や年金財政に対する影響については、三について及び四についてで述べたとおり、政府として現時点で試算を行うことはなお困難な状況であるが、厚生労働省は、平成十三年度の厚生科学研究費補助金により、三についてで述べた「たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究」に対して、補助を行ったところである。
喫煙及び飲酒による国家財政への影響について、現時点で試算することは困難であるが、いずれにしても、国民の健康づくりの観点から、喫煙については、喫煙が及ぼす健康影響についての十分な知識の普及や禁煙支援プログラムの普及等に取り組むとともに、飲酒については、節度ある適度な飲酒について知識の普及等に取り組んでまいりたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。