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社会保険庁業務の「市場化テスト」に関する質問主意書
衆議院 第162回 第8号検討してまいりたい ×1
質問本文
官民が業務の効率化を競い、より効率的な公共サービスの担い手を決める「市場化テスト」で、社会保険庁がどのように再生のきっかけをつかむかは国民の注視するところである。
従って、次の事項について質問する。
社会保険庁業務の効率化促進策について
(1) 社会保険庁の年金業務において、公務員にしかできないと考えたうえで、「市場化テスト」になじまないと考える業務と「市場化テスト」の対象としてもよいと考える業務の仕分けについて答弁されたい。
(2) 「市場化テスト」の対象業務を検討する際に、「国民年金保険料の未納者に対する督促や戸別訪問による徴収」業務と「強制徴収」業務とでは、どのように性質が異なると考えているか。また、どちらかが「市場化テスト」の対象として不適当であるとする場合、何故なのかについてあわせて政府の見解を答弁されたい。
(3) 「官民競争入札」の導入の根拠となる法整備を今後検討していくための「モデル事業」として社会保険庁業務は適当であると考える。しかし、一部周辺業務のテストだけでは民間との効率化競争の「モデル」とならないと考える。社会保険庁業務をより大胆に、より包括的に「市場化テスト」の対象とすべきだと考えるが、政府の見解を答弁されたい。
(4) 報道によれば政府において、社会保険庁業務を大胆に「市場化テスト」の対象とすることに消極的であるようである。このことと、社会保険庁の多くの業務が既に外部委託されていることとの間に矛盾が生じていると考えるが、政府の見解を答弁されたい。
(5) 社会保険庁の業務を「市場化テスト」する場合、社会保険庁自身も入札に参加しなければ国民からの批判も強く、無駄遣いの解消や業務効率化、官民のコスト比較、サービスの比較に結びつかないと考えるが、政府の見解を答弁されたい。
右質問する。
政府答弁書
(1)について
社会保険庁の年金業務については、業務全般を視野に入れつつ「市場化テスト」の対象事業とすることにつき検討することとしている。その際には、例えば保険料の強制徴収のような権力性の強い業務を「市場化テスト」の対象とすることについて、更なる検討が必要であると考えている。
(2)について
国民年金保険料の未納者に対する徴収業務のうち、平成十七年度の「市場化テスト」のモデル事業(「市場化テスト」の試行的実施を行う事業。以下同じ。)の対象とした「国民年金保険料の収納事業」については、未納者に対して、文書、電話、戸別訪問等により、保険料の未納があることを通告し、未納保険料を自主的に納付させるものであるが、一方、強制徴収業務については、納付督励を行っても納付に応じない者に対して、強制的に財産の差押え等を行うものである。
強制徴収業務を「市場化テスト」の対象とすることについては、当該業務が権力性の強いものであることなども踏まえつつ、更なる検討が必要であると考えている。
(3)及び(4)について
社会保険庁の業務については、効率的で質の高いサービスの実現を目指し、業務効率化の観点から、既に、届出書の入力等の業務について外部委託しているところであるが、より一層の業務効率化の観点から外部委託の拡大を図ることとしており、その一環として「市場化テスト」のモデル事業に取り組んでいるところである。社会保険庁の業務を包括的に「市場化テスト」の対象とすることについては、国民年金業務のために市町村から提供を受ける所得情報を民間事業者に提供すること、保険料の強制徴収業務を民間事業者が行うことなどに関し、更に検討することが必要であり、平成十七年度の「市場化テスト」のモデル事業としては、「国民年金保険料の収納事業」、「厚生年金保険、政府管掌健康保険の未適用事業所に対する適用促進事業」及び「年金電話相談センター事業」を対象とすることとしたものである。
(5)について
平成十七年度に実施する社会保険庁の業務に係る「市場化テスト」のモデル事業については、その具体的な実施方法は検討中であるが、いずれにせよ、社会保険庁が引き続き実施する業務との間でコストを含めた効率性に関する比較を行う等により「市場化テスト」の目的を達成していけるよう対応していきたいと考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。