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日本政府による資金提供における日本の国旗またはODAマーク提示に関する質問主意書
衆議院 第164回 第362号
質問本文
特定非営利活動法人であるアジア太平洋資料センター(PARC)は、スリランカ、ジャフナ県における漁村女性の支援プロジェクト(乾燥魚加工)に関して、二〇〇五年六月に国連の国際移住機関(IOM)から同スリランカ事務所を経て資金援助を受けた。この資金は、日本政府のイアマーク(資金供与者が用途を指定する)資金であった。実施過程において、提供資材に貼付するシールおよびIOMが参加女性に提供した帽子に日章旗がつけられており、当該センターは、国旗ではなくODAマークへの変更をスリランカ事務所の担当者に申し入れた。しかし、IOMからの回答は、「日本政府の意向である」ということで受け入れられず、更にIOM日本事務所からは「(当該センターが受理した資金は)通常のODA予算ではなく津波緊急救援として政府予備費からの拠出であったためODAマークは使えないので、国旗になったものと考えられる」との説明があった。
外務省のNGO支援無償資金協力を受ける場合に、「現地で物資を贈与したり建築物を建てたりする場合には、実施団体のロゴのみならず、日本の国旗または、ODAマークを付したり、銘板を付けて、日本国民からの贈り物であることを明示」することが求められることが、二〇〇五年度よりNGO支援無償資金協力申請の手引き(実施要綱)に書かれている。
国際機関を通じてのNGOに対する資金供与にあたっては、NGOがその立場を活かした能力をより十分に発揮するためには、こうしたマークの提示については判断を任せるべきではないかと考える。
従って、次の事項について質問する。
1 通常の政府開発援助(以下、ODAと表記する。)予算以外からの資金について、外務省のNGO支援無償資金協力の場合のように、現場において日本の資金であることを表示するルールを政府として明確に設けているのか。
2 今回のスマトラ地震・大津波のスリランカ被災者向けに日本政府が国際移住機関(IOM)に供与した資金(Counter‐trafficking Fund)は、日本政府のODAに含まれるのか否か、またその理由について政府の見解を示されよ。
3 多国間機関を通じた資金供与では、現場において日本の資金であることを表示するルールを政府として明確に設けているのか。
4 仮に多国間機関を通じたNGOへの資金供与においても資金源の明示が求められる場合、NGO支援無償資金協力の場合のような選択肢を設けるべきと考えるが政府の見解を示されよ。
5 日本政府がNGOに資金供与する場合、資金源の表示についてはそれぞれの判断に任せた方が、NGOの立場を明確にできると考えるが政府の見解を示されよ。
右質問する。
政府答弁書
1について
我が国の政府開発援助(以下「ODA」という。)予算による事業については、その予算が当初予算において措置されるものであるか、予備費等において措置されるものであるかを問わず、原則として、現場において我が国の資金によるものであることを表すよう要請することとしている。
2について
御指摘の資金については、経済協力開発機構の開発援助委員会(以下「DAC」という。)の定義に従い、DACに対して、ODAとして報告している。
3及び4について
国際機関を通じた資金供与において、我が国がODAによる信託基金や拠出金の使途を指定している場合には、実施されるプロジェクト等において施設や機材等の供与があるものについて、原則として、ODAシンボルマーク又は日章旗の表示を当該国際機関に対して要請することとしている。ただし、緊急災害援助等の場合のように短期間に各国から援助が集中する中で我が国からの援助であることを端的かつ明確に示すことが特に必要な状況においては、日章旗の表示を要請することとしている。この取扱いは、国際機関を通じたNGOへの資金提供の場合も同様である。
5について
政府としては、NGOに対する資金供与においても、我が国ODAの被援助国における広報の観点から、我が国からの援助であることを明確に表すよう依頼することが適当であると考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。