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エリツィン前大統領の国葬についての内閣官房長官及び外務大臣の発言に関する質問主意書

衆議院 第166回 第222号

提出者
無所属
提出日
2007年5月14日
内閣転送 2007年5月16日
答弁書受領日
2007年5月22日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 1,450字/答弁 511字

質問本文

一 二〇〇七年五月十二日付の北海道新聞二面に「エリツィン氏葬儀 間に合う便『あった』」との見出しで、

「塩崎恭久官房長官は十一日午後の記者会見で、ロシアのエリツィン前大統領の葬儀に日本から特使を派遣しなかった理由として、四月二十五日の葬儀に間に合う民間の航空便がなかったとの説明を修正、一便あったが人選が間に合わなかったと釈明した。

政府が十一日、閣議決定した鈴木宗男衆院議員の質問主意書に対する答弁書は、日程は二十四日午前に外交ルートで伝えられ、葬儀に間に合う便として同日昼成田発のモスクワ行きがあったことを明らかにした。

塩崎氏は四月二十五日の会見で『モスクワにたどり着くときには葬儀が終わってしまっている』と述べ、該当する航空便がないと説明。だが、十一日の会見では、時間的には間に合う便があったことは認めた。その上で『人選と手配はとても無理という前提で(二十五日の会見では)触れなかった』と、苦しい弁解をした。」

という記事(以下、「北海道新聞記事」という。)を掲載していることを政府は承知しているか。

二 「北海道新聞記事」にあるように、ロシアのエリツィン前大統領の葬儀(以下、「エリツィン氏の葬儀」という。)に日本から特使を派遣しなかった理由として、葬儀日程に間に合う民間の航空便はあったが、人選が間に合わなかったというのは真実か。

三 二が真実であるならば、二〇〇七年四月二十五日の塩崎官房長官の記者会見(以下、「塩崎会見」という。)で、日本側から「エリツィン氏の葬儀」に際して特使を派遣しなかった理由として「適当な商用便がなかった」旨の発言をしたことは矛盾しており、日本国民に対して真実を明らかにしなかったものであると思料するが、政府の見解如何。

四 「北海道新聞記事」に「人選が間に合わなかった」とあるが、「エリツィン氏の葬儀」の出席者の人選に際して、どのような混乱があったのか。出席者の候補として挙げられた人物の官職氏名、最終的に人選がまとまらなかった経緯やその原因等について、具体的に説明されたい。

五 二〇〇七年五月九日付の毎日新聞二面に、「小型政府専用機導入を 麻生外相が提言 ぜいたく批判懸念も」との見出しで、

「麻生太郎外相は八日の閣僚懇談会で、緊急時に機動的に運用できる小型政府専用機の導入を提言した。先月死去したロシアのエリツィン前大統領の葬儀に、『足が確保できない』として特使を派遣できなかったことを踏まえたアイデア。久間章生防衛相も『夜中に飛ぶなど緊急需要もある』と同調したが、購入に百億円前後、維持にも多大なコストがかかる。

エリツィン氏の葬儀は死去二日後の二十五日に行われた。しかし政府によると、商用機では間に合わず、政府専用機(ジャンボ機)も二十六日からの安倍晋三首相訪米を控え使用できなかった。出席したのは駐露大使だけだった。

政府内ではすでに、的場順三官房副長官を中心に新専用機導入の調査を始め、�@乗員十五人の小型機(約八十億円)�A乗員六十人規模の中型機(約百三十億円)−が選択肢に挙がっているという。ただ『(ぜいたく批判が起きた)赤坂議員宿舎のように言われかねない』(政府筋)のが実情だ。」

という記事(以下、「毎日新聞記事」という。)を掲載していることを政府は承知しているか。

六 「毎日新聞記事」にある、麻生外相による緊急時に機動的に運用できる小型政府専用機の導入を目指すとした提言は、「塩崎会見」の内容を受けて発案されたものか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一及び五について

御指摘の報道については、承知している。

二及び三について

エリツィン・ロシア連邦初代大統領の葬儀の日程については、ロシア側から外交ルートを通じて平成十九年四月二十四日午前に連絡があり、政府として、しかるべき者を派遣することを検討したが、この時点で、準備を行った上で東京都内から空港に移動して葬儀に間に合う航空便に搭乗することはできず、東京から出張して葬儀に出席することが不可能と判断されたこと等から、本国から特使等を派遣しないこととしたものである。御指摘の記者会見における塩崎内閣官房長官の発言は、この趣旨を述べたものであり、「真実を明らかにしなかった」との御指摘は当たらない。

四について

二及び三についてで述べた理由から、エリツィン・ロシア連邦初代大統領の葬儀への出席者の人選を途中で断念したものであり、実現しなかった人選の検討過程についてお答えすることは差し控えたい。

六について

麻生外務大臣の発言は、閣僚等による緊急の外国出張等に対応するために機動性の高い新しい政府専用機を導入する必要性についての従来からの議論や、エリツィン・ロシア連邦初代大統領の葬儀に係る経緯を踏まえて行われたものである。

衆議院の原文

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