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北方領土墓参団が国後島ラシコマンベツ墓地への上陸を拒否された件に関する質問主意書
衆議院 第168回 第8号
質問本文
一 平成十九年八月二十二日に北海道根室港を出港した北方領土墓参団(以下、「墓参団」という。)が、同年同月二十三日、国後島ラシコマンベツ墓地への上陸を拒否されたという事実があると承知するが、確認を求める。
二 「墓参団」には遺族三十名、同行者九名、計三十九名が参加していたと報道されているが、同行者九名の中に外務省職員はいたか。いたのならば、同行した外務省職員(以下、「同行職員」という。)の官職氏名を全て挙げられたい。
三 「墓参団」がロシア側より国後島ラシコマンベツ墓地への上陸を拒否された経緯及びその理由につき、詳細な説明を求める。ロシア側が上陸を認めなかったことにつき、国後島ラシコマンベツ墓地がある「セセキ」と、国境警備隊の施設がある「瀬石」を誤認したのが理由であるとロシア側より説明があったとの報道が平成十九年九月四日になされているが、右は事実か。
四 三の報道では、「瀬石との勘違いが想定されたので、ロシアの地名や地図を示し、ロシア側には何回も説明した」と外務省ロシア課は反論したとあるが、右反論を述べた外務省ロシア課職員の官職氏名を明らかにされたい。
五 「墓参団」の日程等は、事前にロシア側と協議、打ち合わせがあるものと承知するが、今回なぜこのような行き違いが生じたのか。外務省の不手際ではないかと思料するが、外務省の見解如何。
六 これまで北方領土墓参団が上陸を拒否された事例があるか。あるならば、拒否された年月日、理由につき、直近の事例を明らかにされたい。
七 今回「墓参団」が上陸拒否を受け、国後島ラシコマンベツ墓地での慰霊が叶わず、洋上での慰霊祭を行わざるを得なかったことに対する外務省の見解如何。
八 ロシア側より、三の理由で上陸を拒否したとの報告は日本側にいつなされたか。
九 七につき、外務省からロシア側にいつどのような形で抗議を行ったか。抗議を行った日にち、場所、及び日本側の誰からロシア側の誰に対してどのような抗議を行ったかについて明らかにされたい。
十 九につき、仮に外務省からロシア側に抗議を行っていないのならば、それは外務省の不作為に該当すると思料するが、政府の見解如何。
右質問する。
政府答弁書
一、三、五及び八について
お尋ねについては、平成十九年八月二十一日、ロシア連邦政府より外交ルートを通じ、御指摘の墓参団の訪問予定地のうちラシコマンベツ墓地への上陸訪問について、ロシア側内部における調整がつかず実施できない旨の連絡があり、御指摘の墓参団の同墓地への上陸訪問が中止となったものである。ロシア連邦政府当局は、ロシア側内部における調整がつかなかった具体的理由を明らかにしていない。
外務省としては、御指摘の墓参団の訪問に関するロシア側との手続を適切に行っており、御指摘のような「不手際」があったとは考えていない。
二について
御指摘の墓参団には中村和彦欧州局ロシア課首席事務官が同行した。
四について
お尋ねについては、外務省欧州局ロシア課の職員が、北海道新聞社の取材に対し、外務省として、訪問先の地名の通報を含め、御指摘の墓参団の訪問に関するロシア側との手続を適切に行った旨説明したものである。
六について
外務省において調査した範囲では、北方領土墓参団が天候及び航行上の理由以外により予定していた上陸訪問を行うことができなかった事例は確認されなかった。
七について
外務省としては、北方領土問題が未解決である現状において、故郷訪問を願う元島民の切なる想いを実現するものとして北方領土墓参事業を重視しており、今回、ロシア側内部における調整がつかず、御指摘の墓参団のラシコマンベツ墓地への上陸訪問が中止になったことは遺憾である。
九及び十について
外務省として、ロシア側に対し累次にわたり、故郷訪問を願う元島民の切なる想いにこたえ御指摘の墓参団のラシコマンベツ墓地への上陸訪問を実現するよう強く働きかけるとともに、同上陸訪問の中止について遺憾の意を申し入れた。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。