Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 衆議院 第168回

自衛隊補給艦「ときわ」から間接給油を受けた後の米空母「キティホーク」の行動に関する質問主意書

衆議院 第168回 第107号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1承知していない ×2

提出者
無所属
提出日
2007年10月11日
内閣転送 2007年10月15日
答弁書受領日
2007年10月19日
提出から8日
答弁の項目数
6
質問 1,755字/答弁 1,458字

質問本文

米国防総省や衆院予算委員会(二〇〇七年十月十日。以下「委員会」という。)での石破防衛大臣の答弁によれば、二〇〇三年二月二十五日に海自の「ときわ」から米補給艦ペコスに補給された燃料は八十万ガロンで、ペコスはその後六十七万五千ガロンをキティホークに給油したが、そのすべてが「ときわ」から補給された分だったと仮定しても、キティホークの当時の航行速度や作戦行動と照らし合わせると、三日間で消費し尽くす量だとした上で、キティホークはこの間、海上阻止活動のための監視などのOEF(不朽の自由作戦)に従事し、その後の同二十八日夜になって、ペルシャ湾北部で、イラク南部の飛行禁止区域を監視する「南方監視作戦(OSW)」の支援活動に入ったという。よって以下質問する。

一 米国防総省は、キティホークがペルシャ湾北部でイラク南部の飛行禁止区域を監視する「南方監視作戦(OSW)」の支援活動に入ったのは、二〇〇三年二月二十八日夜としているのか。念のため確認する。

二 キティホークの一日の燃料消費量について、米国防総省は「六十七万五千ガロンは三日間で消費し尽くす量」としているが、

�@ 米国会計検査院の資料では、キティホークのような通常型空母の一日の標準的燃料消費量が約十一・三万ガロン、キティホーク自身のホームページでは約十五万ガロンとされていることとの整合性如何。前者なら六日間分、後者でも四・五日間分となり、米国の言う「南方監視作戦(OSW)」の支援活動にかかる。重大な点なので、米国に問いただした結果も含め、国民に納得のいく説明をされたい。

�A 石破防衛大臣はこの点、キティホークの一日の標準的燃料消費量が二十万ガロンと委員会で答弁しているが、米国会計検査院やキティホーク自身の数字との整合性も問う。

三 委員会での石破防衛大臣の答弁によれば、ペコスからの給油を受けた後のキティホークでは、ペルシャ湾内で数回の飛行活動があった(ゆえに燃料消費量が増大した)という。これが正しいとすると、ホルムズ海峡をこえたペルシャ湾上でのキティホークから発進した艦載機が、イラン上空を飛ばず、引き返す形で、あるいは迂回する形で、アフガン作戦に従事したと考えるのは極めて不自然ではないか。軍事的には「南方監視作戦(OSW)」の支援活動に入ったと考えるのが自然なところ、あくまでもOEFに従事したというなら、国民が納得できる整合性ある説明をされたい。

四 石破防衛大臣の答弁によれば、米国防総省は、当時、キティホークは三十三ノットの高速航行で、かつ数回の飛行活動にも高速航行が必要であり、それで燃料消費量も上がった旨の説明をしているとのことだが、ホルムズ海峡は狭隘でタンカー等の艦船の往来が輻輳している中で、このような高速航行は不自然ではないか。また、空母艦載機は必ずしも高速航行でなくても発進できる。この点についての政府の見解如何。

五 仮に、三十三ノットの高速航行で通常より多く燃料消費が必要だったとしても、「ときわ」から間接給油された六十七万五千ガロンの油は、既にキティホークに存していた油と混ざっているのだから、その混ざった油のうち、間接給油分だけが三日間優先的に消費されたと考えるのは、まったく不自然で理屈に合わない。それでも三日間優先的に消費されたと主張するなら、キティホークの燃料消費メカニズムから、物理的化学的に合理的な説明をされたい。

六 仮に、米国防総省が主張するように、二〇〇三年二月二十五日から三日間、キティホークがOEFに従事したなら、なぜ、キティホークの艦長が書いた年次報告書にその記述がないのか。同公文書には、この二〇〇三年二月二十五日を含む「一〇四日間連続(continuous)の、イラク自由作戦に従事する連合軍への支援」を行った旨の記述があるが、それと明らかに矛盾するのではないか。政府の見解如何。

七 二〇〇三年一月二十三日に横須賀港を出港したキティホークは、同二月六日「Ordered to Deploy」、すなわち、従事すべき任務の命令を受けている。あくまでもキティホークがOEFに従事したというなら、その命令書を米国から入手し国民に開示されたい。開示できないなら、その理由を述べよ。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

米国国防省の説明によれば、米国空母キティホークは、平成十五年二月二十八日の夜、南方監視作戦を支援するためペルシャ湾北部に到着したとされているが、これは、同日の夜から直ちに米国空母キティホークが南方監視作戦に従事したことを意味するものではないことを米側に確認している。

二について

御指摘の「一日の標準的燃料消費量」がどのように算出されたのかについては、政府として確たることを承知しておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である。なお、平成十五年当時、米国空母キティホークの燃料消費量に関し、一日当たり約二十万ガロンである旨を米側に確認しているところである。

三及び四について

米軍の運用に係る事項については、その詳細が明らかにされているものではないと承知しているが、米側は、平成十五年二月二十五日から二十八日までの三日間について、米国空母キティホークが不朽の自由作戦を支援する任務を行ったことを公式に明らかにしている。一般に、陸上における作戦を支援するためにどのような場所に空母を展開させるかについては、その時々の作戦上の所要によるものと承知しており、また、米国空母キティホークがペルシャ湾で不朽の自由作戦を支援するために「海面捜索監視統制」その他の海上における任務を行ったことは、米側も公式に明らかにしているところであり、不朽の自由作戦に関して米国空母キティホークがペルシャ湾に展開したとしても不自然とは言えないと考えている。また、米国空母キティホークがホルムズ海峡を通過する際に三十三ノットの高速で相当の時間、航行していたことを含め、米国空母キティホークの航行速度については、米国空母キティホークの航海日誌に明記されている。御指摘の石破防衛大臣の答弁は、これらを踏まえてなされたものである。

五について

御質問の趣旨が必ずしも明らかではないが、平成十九年十月十日の衆議院予算委員会での石破防衛大臣の答弁は、我が国が米国補給艦に補給した燃料について、少なくとも補給相当分が平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法(平成十三年法律第百十三号)の趣旨に沿って適切に使用されている旨を答弁したものである。この点は、米側も、「補給艦ペコスがキティホークに給油した六十七万五千ガロンが直ちに使用されたと仮定する」と説明しているところである。

六について

御指摘の年次報告書の記述の趣旨について政府としてその詳細を承知していないが、一般に、年次報告書は、その艦船が一年間を通じて達成した任務を分かりやすく広報する目的で記述されるものであり、すべての任務や活動が網羅的かつ正確に記載されるというような性格のものではないと承知している。いずれにせよ、米側は、当該年次報告書の記述を承知した上で、平成十五年二月二十五日から二十八日までについて、米国空母キティホークが不朽の自由作戦を支援する任務を行ったことを公式に明らかにしているところである。

七について

一般に、米国は、米軍の作戦行動上の安全にかかわる文書については開示できないとの立場であると承知している。いずれにせよ、米側は、平成十五年二月二十五日から二十八日までについて、米国空母キティホークが不朽の自由作戦を支援する任務を行ったことを公式に明らかにしているところである。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1承知していない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2007年9月21日 江田 憲司(無所属) 答弁 2007年10月2日
衆議院 第168回 第38号
提出 2007年10月5日 江田 憲司(無所属) 答弁 2007年10月16日
衆議院 第168回 第88号
提出 2007年10月22日 鈴木 宗男(無所属) 答弁 2007年10月30日
衆議院 第168回 第142号
提出 2007年10月26日 鈴木 宗男(無所属) 答弁 2007年11月6日
衆議院 第168回 第157号
提出 2007年9月27日 江田 憲司(無所属) 答弁 2007年10月5日
衆議院 第168回 第58号
提出 2007年10月15日 江田 憲司(無所属) 答弁 2007年10月23日
衆議院 第168回 第116号
提出 2007年9月21日 江田 憲司(無所属) 答弁 2007年10月2日
衆議院 第168回 第37号

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる