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一九九九年にキルギスで発生した日本人誘拐事件に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
衆議院 第173回 第56号
質問本文
一九九九年八月、キルギスで日本人鉱山技師ら四人が誘拐される事件(以下、「日本人誘拐事件」という。)が発生した。二〇〇八年一月三十一日、「日本人誘拐事件」に関し、キルギスの国会において、当時人質の解放交渉に携わっていたとされるトゥルスンバイ・バキル・ウウルー・キルギス共和国前オンブズマンにより、「日本人誘拐事件」が発生した際に日本政府が支払ったとされる身代金がキルギスの治安当局の人間によって山分けされていたとの証言(以下、「証言」という。)がなされている。右と本年十月一日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一七二第一一号。以下、「政府答弁書」という。)を踏まえ、質問する。
一 「日本人誘拐事件」について、「政府答弁書」では「御質問の諸点については、新内閣の下でこれまでの経緯等を確認しているところであり、その結果も踏まえ適切に対処してまいりたい。」との答弁がなされているが、新内閣における同事件のこれまでの経緯等に関する確認作業は、現在どの様な進捗状況にあるのか説明されたい。
二 過去の質問主意書で、政府、特に外務省として、重ねて要請している「証言」についての議事録(以下、「議事録」という。)の提供に、キルギス議会が応じない理由について、同国議会に問い合わせているかと問うたところ、過去の答弁書では「政府としては、キルギス側に対し、御指摘の『議事録』の提供を要請し、督促しているが、キルギス側から現時点において要請に応じていない理由についての説明は受けていない。」との答弁がなされている。右答弁には「要請に応じていない理由についての説明は受けていない。」とあるが、当方がこれまで重ねて問うているのは、そもそも同省として、同国議会に対して「議事録」の提供がなされない理由を説明することを明確に求めているのか否かという点である。右については、本年九月十六日に提出した質問主意書で問うているが、「政府答弁書」では一の答弁がなされているところ、今次質問主意書において改めて同省の明確な答弁を求める。
三 現時点で、キルギスの国会より、「議事録」の提供は受けているか。
四 三で、提供を受けていないのなら、それはなぜか説明されたい。
五 「日本人誘拐事件」における身代金について、例えば昨年二月二十二日の政府答弁書(内閣衆質一六九第八〇号)の「日本政府からキルギス政府へ身代金のために金銭が支払われたという事実はない」という答弁に見られる様に、前政権において外務省は一貫してその事実を否定してきた。これまで重ねて述べてきたとおり、「日本人誘拐事件」を担当していたのは、当時の今井正領事移住部長であり、当方は今井氏より、身代金についての説明を受け、その支払の決裁を求められたことをはっきり記憶し、また同氏と面会をしたことを記録した書類を保有している。本年八月三十日に投開票が行われた第四十五回衆議院議員総選挙において、民主党が三百八議席を獲得する勝利を収め、政権交代が実現し、鳩山由紀夫内閣が発足したが、「日本人誘拐事件」における身代金について、現時点でも右の同省の認識に変わりはないか。確認を求める。
六 「日本人誘拐事件」における身代金の問題は、何より国民の税金に関わる話である。右について、前政権は明確な説明を避け続けてきたが、鳩山由紀夫内閣総理大臣、岡田克也外務大臣として、「日本人誘拐事件」における身代金につき、徹底的な調査をし、真実を国民に明らかにする考えはあるか。右については、本年九月十六日に提出した質問主意書で問うているが、「政府答弁書」では一の答弁がなされているところ、今次質問主意書において改めて同省の明確な答弁を求める。
右質問する。
政府答弁書
一、五及び六について
御指摘の「日本人誘拐事件」の経緯等を今般確認したが、日本政府からキルギス政府へ身代金のための金銭が支払われたという事実はなく、改めて調査を行うことは予定していない。
二から四までについて
政府としては、キルギス側に対し、御指摘の「議事録」の提供を累次にわたり要請し、督促しているものの、平成二十一年十一月十一日現在、キルギス共和国議会より、御指摘の「議事録」の提供を受けていない。キルギス側より、キルギス共和国議会規則において、希望者は同議会の議事録を入手又は閲覧できる旨の規定が設けられているが、実際には、当該規定を実施できる体制が整っておらず、同議会の議事録の入手又は閲覧を希望する場合には、同議会議長等の了承を得ることが原則となっているとの説明を受けている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。