ことばで探す › 衆議院 第177回
自由貿易地域に関する質問主意書
衆議院 第177回 第272号趣旨が明らかではない ×2検討してまいりたい ×1
質問本文
現在、自由貿易地域は沖縄以外には認められていないが、米国や韓国などでは空港や港湾の物流振興としてこの制度を活用している。例えば、韓国は仁川広域市を経済自由区域に指定し、仁川国際空港の後背地を自由貿易地域に指定し、国策として積極的に企業誘致を行っている。今回の東日本大震災の復興に際して、宮城県から第七回復興構想会議において「外国船舶の入港の促進」策として、「入港のインセンティブのため、港湾で取り扱う貨物に係る関税を非課税とする特例」を設けること、自由貿易地域を設定することが提言されている。こうした点を踏まえ、質問する。
一 わが国では沖縄県那覇地区に自由貿易地域が設定されている。那覇地区の振興に果たしてきた役割を輸入、輸出量・額の推移で示されたい。
二 わが国で那覇地区以外に自由貿易地域を設定してこなかった理由は何か。また、今日まで地域から自由貿易地域に設定してほしいとの要望はなかったのか、明らかにされたい。
三 東日本大震災の被災地から復興策として港湾を自由貿易地域の指定要望があった場合、政府はこれを認めるお考えなのか、お答えいただきたい。
四 新成長戦略の柱として政府が位置づける総合特区法では「国際戦略総合特区」と「地域活性化総合特区」を設けるとしている。米国や韓国の事例からも明らかなように自由貿易地域は国際競争力を高める上で大きな役割を持つ。地域から要望がある場合、特区として自由貿易地域を認める考えはあるのか、お答えいただきたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
沖縄振興特別措置法(平成十四年法律第十四号)第四十一条第一項に規定する自由貿易地域については、沖縄における企業の立地を促進するとともに貿易の振興に資するため、沖縄県知事の申請に基づき指定するものであり、御指摘のとおり、自由貿易地域那覇地区を指定しているところである。当該地区における輸入量・輸入額及び輸出量・輸出額については、平成元年においては輸入が約二百七十四万四千百七十キログラム・約三十五億千八百万円、輸出が約三千三百三十キログラム・約二億二百万円、平成二十二年においては輸入が約三十四万四千七百二十四キログラム・約五億八千二百万円、輸出が約四千六百七十三キログラム・約三億三百万円となっている。
二について
お尋ねの「自由貿易地域」の意味するところが必ずしも明らかではないが、沖縄においては、沖縄振興特別措置法第四十一条第一項に規定する自由貿易地域のほか、企業の立地が進んでいない地域に相当数の従業員を使用する企業等の集積を促進することにより、沖縄における産業及び貿易の振興に資するため、沖縄県知事の申請に基づき、同法第四十二条第一項に規定する特別自由貿易地域として、特別自由貿易地域中城湾港新港地区を指定しているところである。
なお、自由貿易地域那覇地区及び特別自由貿易地域中城湾港新港地区以外の地域については、沖縄県知事から、自由貿易地域又は特別自由貿易地域の指定の申請はされていない。
三について
お尋ねの点を含め、東日本大震災からの復興のための施策については、一日も早い被災地の復興に向け、東日本大震災復興構想会議が平成二十三年六月二十五日に取りまとめた「復興への提言〜悲惨のなかの希望〜」を最大限尊重して、検討してまいりたい。
四について
総合特別区域法(平成二十三年法律第八十一号)第十条又は第三十三条の規定により、内閣総理大臣は、国際戦略総合特別区域又は地域活性化総合特別区域の指定の申請をしようとする地方公共団体(国際戦略総合特別区域協議会又は地域活性化総合特別区域協議会を組織するものに限る。)等から新たな規制の特例措置その他の特別措置の整備等に関する提案がされた場合において、当該提案を踏まえた新たな措置を講ずることが必要であると認めるときは、総合特別区域基本方針の変更の案について閣議の決定を求めなければならないこととされている。お尋ねの「自由貿易地域」の意味するところが必ずしも明らかではないが、当該提案がされた場合には、その具体的内容を踏まえ、当該提案を踏まえた新たな措置を講ずることが必要であるか否かについて検討することとなる。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。