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全要素生産性と格差の関係に関する質問主意書

衆議院 第186回 第250号お答えすることは困難 ×1

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2014年6月18日
内閣転送 2014年6月20日
答弁書受領日
2014年6月27日
提出から9日
答弁の項目数
4
質問 593字/答弁 924字

質問本文

全要素生産性(TFP)上昇率の向上は、日本喫緊の課題の一つである。そこでお尋ねする。

一 全要素生産性とは何か、政府の解釈をお示し願いたい。具体的な構成要素の例示もいただきたい。

二 現在、OECD加盟国で、日本の全要素生産性上昇率はどのぐらいの順位か。加盟国の中で、年々低下傾向にあるのか、上昇傾向にあるのか。

三 どうすれば、全要素生産性を向上できるとお考えか。また、現在、政府が取り組んでいる向上策について、詳細にお示し願いたい。

四 全要素生産性を向上させる政策は数多くあるが、その一つとして、格差是正策や労働者を支える社会保障の綻びを正すことがあると考える。例えば、能力があり望めば誰もが大学に行くことのできる社会や介護や育児のために仕事を辞めずに済む社会が実現できれば、能力の高い労働者が増えたり、熟練労働者が辞めずに済んだりして、長期的に全要素生産性上昇に寄与するのではないか。

この考え方についての政府の見解をお示し願いたい。

五 政府は、全要素生産性上昇率を向上させるために、格差是正や社会保障が果たす役割をどう認識しているか。

六 格差是正策や社会保障は経済成長の足を引っ張るものではない。むしろ、人への投資である、適切な格差是正策や社会保障政策は結果として、成長の基盤を作るものである。この発想について、安倍内閣として、どのような意見を持っているか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの全要素生産性については、一般には、資本や労働といった生産要素の投入量だけでは計測することのできない全ての要因による生産への寄与分のことを指すと認識している。お尋ねの「具体的な構成要素」が「資本や労働といった生産要素の投入量だけでは計測のできない全ての要因」の具体例を指すとすれば、例えば、革新的な技術の導入や、産業間の資源配分の変化等があると承知している。

二について

全要素生産性上昇率は、算出方法等により値が異なることから、一概に申し上げることは困難であるが、経済協力開発機構(以下「OECD」という。)のデータによれば、平成十三年から平成十九年までの年平均では、日本はOECD加盟二十か国中第八位、平成十九年から平成二十三年までの年平均では、OECD加盟十九か国中第四位の上昇率となっている。

三について

全要素生産性の向上については、例えば、人的資源の質の向上、資本ストックの質の向上、経済活動に関する社会的仕組み全般の改革等が重要な要因と認識している。政府としては、人材育成や職業訓練の拡充、先端設備への投資促進並びに事業再編の促進、コーポレートガバナンスの強化及びイノベーション促進のための取組の強化等に取り組んでいる。

四から六までについて

我が国の経済成長のためには、民間投資の拡大、人材の活用・育成、イノベーションの促進等により、潜在成長率を高めていくことが必要である。また、急速な少子高齢化の進展により、我が国の生産年齢人口が減少する中、潜在成長率を高めるためには、就業率の上昇も重要である。このため、希望する誰もが働くことができ、持てる力を最大限に発揮して生きることができる環境の整備は重要な課題であり、格差対策や社会保障政策等の実施により、格差が固定せず、誰にも何度でもチャンスがある社会を築くことで、「頑張る人は報われる」という社会の信頼の基盤を確かなものとするとともに、意欲ある全ての人々が社会参加や再チャレンジできる環境を整備していくことも重要である。

他方、格差対策や社会保障政策が、人的資源の質の向上等、全要素生産性の上昇に寄与すると考える要因に対してどのような効果を有するか一概には言えない。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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